いたばしプロレスリング（以下、いたプロ）による10周年イヤー第3戦となる「板橋グリーンホール大会」が2月23日、板橋区立グリーンホール（板橋区栄町）で行われた。

試合後、熱気に包まれる会場で

　大会冒頭のあいさつで、いたプロ代表のはやて選手は「今日は満員札止めということで、コロナ禍前に近い状態での開催となってうれしい。この4年間は苦しい時もあったが、今日を迎えられることに感謝したい」と話した。

　今回は全5試合を行い、第1試合はサガティックボンバーでSAGAT選手がイタバシマスク選手を下した。第2試合ではいたプロ初の生え抜き選手、郷トモロウ選手がデビュー戦を果たすがウルフ智也選手に片エビ固めで敗れた。第3試合は中里哲也選手、グレート・ピカちゃん選手、ハッピーロードマン選手の3ウェーマッチでグレート・ピカちゃん選手が中里哲也選手を片エビ固めで下し勝利した。セミファイナルとなる板橋シングル王座選手権試合には、昨年11月のグリーンホール大会でグレート・ピカちゃん選手から王座を奪還した那須晃太郎選手が、挑戦者のYANAGAWA選手にバックドロップで勝利し、王座防衛に成功した。

　メインイベントには、いたプロ初参戦となるザ・グレート・サスケ選手が登場。トキワダイオー、いたばし印刷マン、まることタッグを組み、はやて、小林香萌（かほ）、GAINA、いたばし不動ッピーの各選手と対戦。8選手がリング内外で入り乱れる混戦となり、満員の会場をにぎわせた。最後はいたばし印刷マン選手が不動ッピー選手にフルカラーインクジェットアタックで3カウントを奪い勝利を収めた。大会終了後のインタビューで、いたばし印刷マン選手は「今日は何て素晴らしい日なんだ。パーフェクトのP（ピー）」と喜びをあらわにした。

　2014（平成26）年に旗揚げし今年で10周年を迎えるいたプロは、記念企画として3月10日にいたプロ所属の4選手が参加する河口湖へのバスツアーを予定。現在、参加者を募集している。次回大会は5月5日に成増アクトホールで行う。10月27日には板橋区立文化会館大ホールで10周年記念大会を予定。