板橋区立エコポリスセンター(板橋区前野町4)で8月24日、夏休み環境講座「廃油を使ったこねこね石(せっ)けん」が開かれた。主催はアールイー(豊島区)。当日は親子連れや友人同士の児童ら約20組・計39人が参加し、資源循環について学びながらオリジナルせっけん作りを楽しんだ。
粘土細工のように切ったり練ったりして楽しむ石けんづくり(写真提供=アールイー)
家庭から出る使用済みの調理用油(廃食用油)を再利用し、手で粘土のようにこねてせっけんを作るリサイクルワークショップ。板橋区とアールイーが「廃食用油の回収及びリサイクルに関する事業連携協定」を今年6月19日に締結したことをきっかけに、企画された。協定では、廃食用油の回収やリサイクルを通じてごみ減量や資源化を進め、区民が日常の中で資源循環を実感できるまちづくりを目指す。
講師を務めたのは、全国油脂事業協同組合連合会の事務局長・塩見正人さん。イベントの前半では、廃食用油の活用の歴史についてクイズ形式で学習。「油の回収はいつの時代から始まった?」「油に関係のある日本の妖怪、知ってる?」といった問いかけに対し、子どもたちは身を乗り出しながら耳を傾け、回答していた。
続くせっけん作りでは、粘土感覚でこねたせっけんに色や香りを添加。マーブル模様にしてみたり層を重ねてみたりと、工夫を凝らす姿が見られた。形づくりでは花びらやハート、人形などに挑戦。「ちょっと難しいな」とつぶやきつつも、終了時間を過ぎても夢中で作り続ける参加者の姿も。身近な暮らしの中から出る廃油がせっけんに生まれ変わる体験を通じ、楽しみながらエコへの意識を高める夏休みのひとときとなった。