食べる 買う

高島平の市場通り沿いにカフェ「下田流かき氷」 パン購入のきっかけに

アイスコーヒー水出し下田流ブレンド (写真提供=下田流かき氷)

アイスコーヒー水出し下田流ブレンド (写真提供=下田流かき氷)

 ベーカリーカフェ「下田流かき氷」(板橋区高島平7)が4月9日、市場通り沿いにオープンした。

アイスコーヒー水出し下田流ブレンド (写真提供=下田流かき氷)

[広告]

 「下田流でしか食べられないもの」を提供する同店。席数は5席。店主の下田鴻(こう)さんは同じ通り沿いにパン店「下田流」(板橋区高島平7)を構えている。

 下田さんがパン店を開いたのは幼稚園の頃の夢がきっかけ。「幼稚園の帰りによく両親とパンを買って帰った。パン屋はさまざまな形や色のパンを選ぶ楽しみがあり、店に入ったときに包まれるパンの香りなど、毎回、わくわくさせてくれる場所」と下田さんは話す。

 高校生の時に進路を決めるタイミングで料理人になると決意。幼い頃のパン職人になりたかった夢を思い出し、パンの専門学校へ入学し、パン作りの基礎を学ぶ。2016(平成28)年、さまざまな店のパンを食べ比べ、「一番おいしかった」と感じた下赤塚のパン店「ブランジェリー ケン」(赤塚2)に入社。2021年に25歳で独立し、「成長していく店『下田流』」を開いた。

 かき氷を選んだ理由は「夏になるとパンの売り上げが落ちるため」と下田さんは話す。「日本の夏は年々気温が上昇している。冷たいパウダースノーのようなサラサラしたかき氷を食べに来た人が、パンを一緒に購入するきっかけにつなげたい」という。店名は、SNSに載せる際、「下田流ベーカリーカフェ」より「下田流かき氷」のほうが印象に残るため、「あえて『かき氷』と名付けた」と話す。

 かき氷のこだわりは、液体を瞬間凍結させる最新スノーパウダーマシンの導入。「この機械により氷自体に味がつけられる。ミルク氷に近いため溶けにくく、レシピによってさまざまな食感を作り出せる。日本のかき氷の常識を変える下田流のかき氷を提供する」という。かき氷の提供開始は6月ごろを予定。

 コンセプトは、「常識にとらわれない下田流でしか食べられないもの」を提供すること。超加水の生食パンに卵液を吸わせて、もちもち、とろとろの食感に仕上げた「フレンチトースト」、ベーグル生地で作る「キューバサンド」、パン・ド・ロデヴ(小麦粉に対して水分が多く含まれている高加水パン)を半分に切り明太ソースをかけた「明太フランスパン」、「カラスミのガーリックペペロンチーノフランス」など独自のパンを用意する。コーヒーは「VIVA COFFEE」(高島平1)からセレクトした豆を独自の抽出で一杯ずつ提供している。紅茶も「最上級のもの」を使い、香りから選べるようにしている。

 独自の姿勢を貫く考えについて、下田さんは「人の好みに合わせなくていいと考えている。自分自身がおいしいと思うものを提供し、お客さまがこちらの好みに合わせてくれるように作っている。そのために日々勉強して、新しい材料や機器、人材、挑戦を取り入れている。それでも売れなければその程度の代物と捉えて、今後の成長の糧にする」と胸を張る。

 メニューは、ホットコーヒー下田流ブレンド(700円)、アイスコーヒー水出し下田流ブレンド(650円)、下田流オリジナル(金木犀)の紅茶(600円)、下田流キューバサンド(900円)、カラスミペペロンチーノフランス(550円)、採れたてラスク(500円)。

 「独立したとき、10年後に日本一のパン屋になると決めてから5年がたった。日々学んでいる今が一番おいしい。昔一度来た方は、ぜひもう一度お越しいただきたい。初めての方も歓迎。かき氷も頑張りたい」と下田さんは意気込む。

 営業時間は9時~17時。月曜・水曜・金曜・日曜定休。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース