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板橋区在住・南原健太選手、第2代RISEライトヘビー級王座を戴冠

第2代RISEライトヘビー級王者となった南原健太選手と、RISE・伊藤隆代表

第2代RISEライトヘビー級王者となった南原健太選手と、RISE・伊藤隆代表

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 板橋区出身・在住の空手家兼プロキックボクサー・南原健太選手(極真会館・東京城北支部)が逆転KO勝利を飾った「RISE(ライズ)171」の第2代RISEライトヘビー級王座決定戦マッチの無料配信が8月25日、始まった。

勝利のKOを奪った南原選手の右フック

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 「RISE」は、キックボクシングやシュートボクシング、ムエタイなど立ち技打撃系の格闘技大会。2016(平成28)年に当時RISEライトヘビー級初代王者だった上原誠選手が王座を返上して以来、長らく空位となっていた同級王座決定トーナメントが6月の「RISE169」で開幕。

 南原選手は「CHAKURIKI(チャクリキ)」を主戦場に6戦6勝6KOと負けなしだった入田和樹選手(TEAM日高)を相手に2ラウンドKO勝利。MSA世界ヘビー級王座とMXムエエクストリーム94キロ級王者の重量級2冠王者で、53戦42勝10敗のコントゥアラーイ・JMボクシングジム選手(JM Boxinggym)はフェルナンド・アルメイダ選手(ブラジル)を判定で下し、それぞれ今大会の王座決定戦に駒を進めていた。

 今大会のメインイベント、11試合目となった同王座決定戦は3分5ラウンドマッチで対峙(たいじ)した両選手。第1ラウンドの序盤、ボディーへのパンチやローキックで距離を詰めるコントゥアラーイ選手に対し、南原選手は距離を取りながら、16センチの身長差とリーチの長さを生かしたストレートや、鋭いローキックを中心にミドルキックと膝蹴りを織り交ぜて応酬。中盤、南原選手はコントゥアラーイ選手から右脇腹への重いボディーブローを受け、素早い右フックを顔面に受けて先にダウンを奪われた。試合後のインタビューで南原選手は、「(ダウンをとられて)焦りはメチャクチャあったが、倒し返せる自信はあった」と振り返る。

 第2ラウンド、南原選手はワンツーパンチとミドルキックのコンビネーションや多彩な蹴り技で攻めるも、コントゥアラーイ選手は距離を縮めながら重さのあるフックやボディー、アッパーで反撃。パンチの連打を受けた南原選手だったが、カウンター気味に左膝と左フックを合わせ、コントゥアラーイ選手からダウンを取り返す。その後、立ち上がったコントゥアラーイ選手と南原選手は互いの顔に激しいパンチを撃ち合いに転じ、会場を沸かせる。最後は乱打戦のまま南原選手のフックで顎を揺らしたコントゥアラーイ選手が前のめりに倒れ、危険と判断したレフェリーがすぐに試合を止めた。激しい打ち合いの末、南原選手の逆転KO勝利に会場のファンから歓声と黄色い声援が送られた。

 7年ぶりのRISEライトヘビー級新王者としてチャンピオンベルトを巻き、トロフィーを手にした南原選手は、試合後のリング上でマイクを手に「僕はこれから、最強を目指して戦っていきます。今ライトヘビー級のチャンピオンになりましたが、これから世界と戦っていくにはまだまだ力不足です」と話し、リングサイドのRISEクリエーション伊藤代表に向けて「僕は日本最強になってから世界に挑戦したいと思っています。日本人での最強を証明するために、シュートボクシングでもK-1でも、どこでもどの団体でも連れてきてください。僕が全員倒します」と意気込みを見せた。

 南原選手はRISE通算9戦で、8勝1敗8KO。

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