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モスバーガー、創業の地・板橋区と地域活性化で包括連携協定締結

包括連携協定締結を発表する坂本健区長と中村栄輔社長(右)

包括連携協定締結を発表する坂本健区長と中村栄輔社長(右)

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モスバーガーを展開するモスフードサービス(品川区)が5月15日、創業の地である板橋区と、子育てや次世代育成・観光振興などの分野において相互連携するための「地域活性化等に関する包括連携協定」を締結した。同日、板橋区内の障がい者支援施設を「キッチンカーMOS50」で訪問し、施設利用者や職員に「テリヤキバーガー」を無償提供した。

今年3月に「東京屋外広告コンクール」で東京都知事賞を受賞した「なりもす駅」

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 2022年で創業50周年を迎えた同社は、モスバーガー1号店がある板橋区成増の商店街や東武鉄道、板橋区役所との協力で50周年の記念行事を実施。車両の先頭部と最後尾に50周年を記念したオリジナルヘッドマークを付けた東上線を池袋駅から小川町駅間で運行し、記念乗車券「モスバーガー50周年記念乗車券」を限定販売したほか、成増駅ホームの駅名標や駅舎入り口に「なりもす駅」の名称を掲げるなどして話題を集めた。

 モスバーガー1号店は1972(昭和47)年3月、成増駅近くで実験販売を行った後、同年6月に現在の「成増店」の場所にあった青果店の倉庫を借りてオープン。翌1973(昭和48)年5月15日、日本のチェーン店初となる元祖「テリヤキバーガー」を発売。同社広報担当によると、「販売開始以来、一度も休売することなく、2023年4月までの50年間で累計4億1000万食を販売した」という。

 板橋区との包括連携協定では、「観光振興に関すること」「商業及び産業の振興に関すること」「子育てや次世代育成支援、教育に関すること」「安全・安心に関すること」「文化・スポーツの振興に関すること」「その他、地域の持続的な発展に資する取組に関すること」の6項目を掲げ、区内モスバーガー店舗への板橋区観光リーフレットの設置、区内施設やモスバーガー店舗を利用した相互誘客イベントの実施、子ども食堂への支援、食育に関するパネル展示、障がい者アートを活用した「MOSごと美術館」の展開による共生社会の実現などの協議検討を進めている。外食産業と板橋区の包括連携協定締結は今回が初めて。

 同日、毎年5月15日を「テリヤキバーガーの日」と制定し、日本記念日協会の認定を受けたことも併せて発表した。

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