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板橋・成増で「子育て記念日」 親育ちをコンセプトに地域と親子でつながる

ボイトレ・エクササイズでステージに登場した実行委員長の小林千芳さん

ボイトレ・エクササイズでステージに登場した実行委員長の小林千芳さん

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 板橋・成増の「まなぽーと成増」(板橋区成増1)で12月4日、親育ちをテーマにしたイベント「子育て記念日2016」が開かれた。

NPO法人ファザーリング・ジャパン理事、NPO法人孫育て・ニッポン理事長の棒田明子さんを講師に迎えた講演も

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 同イベントは「子育て中の親とその周りの環境(関係)をテーマに、講話と地域団体による催しを通じて、赤ちゃんから祖父母世代まで一緒に楽みながら学べるイベントを」と2012年に実行委員会形式でスタートし、今年で5回目を迎える。

 実行委員長の小林千芳(ちほ)さんは、知人を通じて2014年から同イベントに参加し、前任者の指名を受けて昨年から実行委員長を務めている。小林さん自身も二女の母で、結婚・出産を機にボイストレーナーの仕事を辞めて育児に専念するも、子育てだけの日々を辛いと感じることも少なくなかったという。「育児ばかりを堅苦しく考えることをやめ、私の場合は子育てと並行してボイストレーナー活動を再開して、多くの仲間と出会えたことで気持ちが軽くなった。子どもの成長だけでなく、親の成長体験も地域交流を通じて共有し、支え合っていくきっかけをつくっていきたい」という小林さんは現在、ストレッチからの腹式呼吸と発声を通じて心身のリフレッシュを図ることを目的とした、子連れで通えるボイトレ・エクササイズ教室「リラクシング」を区内外で定期的に開いている。

 今回のステージでは、小林さんの団体のほか、板橋区内のママ友バンド「音ごはん」や「フォークダンス スキップ村」「仲良し親子会」が親子を盛り上げたりするなど、施設3フロアを使ってセミナー講演や交流会、料理教室、ワークショップ等を繰り広げた。初の試みとして、来場者が思い思いに参加できるよう各団体の催しを1日2回開催とし、居住エリアごとに色分けされたテープを衣服に貼って地域交流が生まれる仕組みづくりも実践した。

 同イベント実行委員長としての今後の取り組みについて、小林さんは「これまでは参加団体のママと子どもだけの参加だったのが、参加者・来場者共にパパの姿が増えてきた。この親育ち体験イベントのバトンを、次はパパに託せたら」と笑顔を見せた。

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