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板橋区立中央図書館・櫻井徳太郎コーナーで「民俗学の技術」特集展示

櫻井徳太郎コーナーの「民俗学の技術」特集展示ケース

櫻井徳太郎コーナーの「民俗学の技術」特集展示ケース

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 板橋区立中央図書館(板橋区常盤台4)3階「櫻井徳太郎コーナー」で現在、「民俗学の技術」をテーマした特集展示が行われている。

400年の歴史を持つ「染小紋」は、令和元年度に区の無形文化財(工芸技術)にも登録

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 中央図書館で開催する月ごとの特集テーマに合わせ、同コーナーでは板橋区公文書館(板橋区本町)が所蔵する「櫻井徳太郎文庫」から選定した書籍の内容紹介などをパネル解説する。

 3月は「民俗学の技術」をテーマに、「板橋区史 資料編」に記載された区内に伝わる伝統工芸に関する技術継承ページや、板橋区立郷土資料館が刊行した「伝統工芸」企画展図録2冊の計3冊を紹介する。

 「民俗学の『技術』」と題した解説パネルでは、中世以降の文献に見られる「職人」という語と生態の変遷に触れ、「板橋区史」の編さんを統括した民俗学者の故・櫻井徳太郎が研究した「職人が組織した講(こう)」などにも言及。区内で伝承されてきた伝統工芸品「桶」「べっ甲細工(メガネフレーム)」「江戸つまみかんざし」「江戸扇子」「石工」「畳職」「東京手描き友禅」「江戸筆」「東京染小紋」などの製造技術を継承した職人の写真パネルなども展示する。

 会場に併設の特集棚には、展示解説する書籍3冊を貸し出しや館内閲覧用に並べるほか、区立郷土資料館刊行の図録「絵馬と農具に見る近代」や、ものづくりの文化史・生活史に関連する本を陳列。2階にはハンドメイド雑貨やDIY、職人などを扱った書籍の「モノづくり」特集棚も設置する。

 開館時間は9時~20時。毎月第2月曜日、月末日休館。今月30日まで。

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