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赤塚溜池公園・赤塚城址の梅が見頃 来年の「梅まつり」開催に期待

園内約200本の白梅・紅梅が見頃

園内約200本の白梅・紅梅が見頃

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 区立赤塚溜池公園・都立赤塚公園(板橋区赤塚5)の白梅・紅梅が現在、見頃を迎えている。

赤塚溜池公園の梅林周辺には花見を楽しむ人の姿も

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 赤塚溜池公園と、隣接する都立赤塚公園の高台など赤塚城址(し)周辺には、樹齢30~40年の梅が約200本植わり、白・紅・桃・黄色に咲く梅の景観が見られる。2003(平成15)年には、区政70周年を記念して区民から公募した「板橋十景」の一つに選定されている。

 赤塚公園友の会でガイドを務める男性職員は「コロナ前からの数年は暖冬続きで梅の開花が早く、例年、3月の第1土曜・日曜に開かれる『赤塚梅まつり』には盛りが過ぎていた。今年は3月初旬で満開を迎えた株もあれば、またつぼみが固い株も見られ、全体として七分咲き程度。冬から春先にかけての今シーズンは寒かった」と説明する。

 梅まつりでは、園内の特設ステージや飲食・物販ブース周辺を大勢の来場者が行き交い、吹奏楽の音色や「赤塚城戦国絵巻武者行列」による勝どきの声、高島流砲術を今に伝える「西洋流火術鉄砲隊保存会」の火縄銃による演武の銃声などでにぎわうはずが、同イベントは新型コロナ禍の影響で、3年連続の開催中止に見舞われた。

 男性職員は「隣の郷土資料館や美術館に足を運んだり、散歩がてら立ち寄ったりする人をちらほら見かけるが、ため池に釣りで来ている人や遊具で遊ぶ子どもの方が多い。大人数で集まって花見を楽しむことはできないし、梅まつりのにぎわいもなくなって寂しい。来年は開催できるとよいが」と話す。

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