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赤塚城址・赤塚溜池公園で梅まつり 武者行列や高島流砲術、今に伝える

赤塚城址で行われる「西洋流火術鉄砲隊演武」

赤塚城址で行われる「西洋流火術鉄砲隊演武」

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 板橋区立赤塚溜池公園と赤塚城址(以上、板橋区赤塚5)で3月2日・3日、恒例の「赤塚梅まつり」が開かれる。

間もなく見頃を迎える赤塚溜池公園の梅林

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 メイン会場の溜池公園は「板橋十景」にも選ばれている区内有数の景観地で、樹齢40~50年の白梅・紅梅が200本以上植栽され、隣接する都立赤塚城址公園のものを含めて約600本の梅が例年3月上旬に見頃を迎える。「赤塚梅まつり」では例年、シートを広げてお弁当を食べながら梅見を楽しむ家族連れも見られ、特設ステージや赤塚城址で披露される演目の見物に集まる人などで毎年にぎわう。

 今年も溜池公園内には販売・PRの各ブースが並び、赤塚梅まつり・ふれあい会や板橋区米穀商組合、JA東京あおば、シルバー人材センターなどが参加。板橋区障がい者福祉課による溜池公園の梅を使った製品の販売や、板橋区との交流都市である和歌山県みなべ町・新潟県田上町・モンゴルの郷土品販売、甘酒の無料配布(11時~、各日1000人)が行われ、梅林では赤塚第二中学校の生徒らによる野だても展開する。

 板橋区立美術館の改修工事に伴い、今年は特設ステージが赤塚城址を背にする位置に変更。初日3月2日は、ステージで「徳丸北野神社獅子舞」の演舞や、大正琴の演奏、地元小中学生によるおはやしや大江戸ダンス、吹奏楽などを披露するほか、隣接する板橋区立郷土資料館敷地内の古民家前から出陣する「赤塚城戦国絵巻武者行列」が開会式典後にステージ前に姿を見せ、着到状と勝どきの儀式を行って赤塚城址に向かうおなじみのセレモニーも行う。3日は、「成増天神太鼓」や「薩摩琵琶」、フラダンス、タヒチアンダンス、子育て応援主婦バンド「音ごはん」のライブパフォーマンスや「太極拳友好協会」によるカンフー演武を披露する。

 赤塚城址では、2日に武者行列が郷土資料館や特設ステージを行き来しての儀式が行われ、3日には「高島平」の地名の由来となった幕末の砲術家・高島秋帆(しゅうはん)による高島流砲術を今に伝える人気の「西洋流火術鉄砲隊演武」の披露やよろいの着付け体験、居合い・十手術・手裏剣術といった古武道演舞を行う。

 開催時間は両日とも10時~15時ころ。入場無料。野だてや特設ステージの演目など、一部の出し物は雨天中止。

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