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芥川製菓が「チョコレートアウトレット」 高島平の板橋工場でも地域還元

高島平9丁目の芥川製菓板橋工場

高島平9丁目の芥川製菓板橋工場

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 チョコレート専業の老舗メーカー「芥川製菓」が3月16日・17日の2日間、板橋工場(板橋区高島平9)敷地内で「2022年 芥川製菓チョコレートアウトレット」を開催する。

2021年に板橋工場で開催したアウトレットセールの様子

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 同社の創業は1886(明治19)年。東京・神田で製菓業を開いた後、「芥川松風堂」の屋号で銀座1丁目に店舗開設し、1914(大正3)年には日本で3番目にチョコレートの製造を始めた。

 同社ではバレンタインデーやホワイトデーなどの商戦シーズンが過ぎた後、売れ残った在庫品を「芥川製菓チョコレートアウトレット」として池袋の直販店や工場近隣などで特価販売し、同社商品のファンや地域住民には知られた恒例イベントとなっている。在庫となった原料や製品は品質的には問題ないが催事時期を過ぎると一般市場で販売できないことから、同社は簡易包装でコストを抑えるなど工夫し、2002(平成14)年ころからアウトレットセールを始めたという。

 販売開始1時間前から来場者が行列する光景が名物となっていたが、2020年は新型コロナの影響で一部開催を見合わせた。昨年は感染防止対策を強化して事前から呼び掛けを行い、行列と入場時の混雑緩和のため入場整理券を開場1時間前から配布。来場時の検温やアルコール消毒、入場者全員の氏名と連絡先の記録を行うなどして開催した。

 同社板橋工場アウトレットセール店長・野村浩正さんは「長引くコロナ禍で影響を受けている分野はあるものの、全体としては売り上げが回復してきている。コロナ禍とあって、お客様の協力を得ながら感染防止対策に万全を期して今年も開催し、近隣住民の方々に少しでも喜んでもらえれば」と話す。

 各種商品を詰め合わせた「お楽しみ袋」(1袋1,000円)を数量限定で販売するほか、自社商品のみならず、有名ホテルの高級菓子やアミューズメント施設などの業務用チョコレート製造・卸売り用の板チョコ・粒チョコ・ラッピングチョコなども段ボール箱に入れて販売用の特設スペースに並べる。レジ袋に限りがあり、エコバッグの持参を推奨している。

 開催時間は9時30分~15時(商品売り切れ次第終了)。諸般の事情に伴う開催中止など変更情報は、芥川製菓公式ホームページやツイッターなどで発信する。

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