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板橋区立熱帯環境植物館で「世界5地域の生物」特別展示 「パスポート」で旅行気分演出

体色が変化することで知られる「パンサーカメレオン」

体色が変化することで知られる「パンサーカメレオン」

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 板橋区立熱帯環境植物館(板橋区高島平8)で3月15日、オセアニア、中南米など5つの地域の「生きもの」を特別展示する「生きものと行く!世界旅行展」が始まった。

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 東南アジアの熱帯雨林を立体的に再現し、巨大ドーム型温室には「潮間帯(ちょうかんたい)植生」「熱帯低地林」「集落景観」の3つの植生ゾーンと、熱帯の高山帯の雲霧林(うんむりん)を再現した冷室を常設する同施設。敷地面積約3000平方メートルのうち3分の1は植栽エリアで、地下1階から地上2階までは吹き抜けの大空間、地下にはミニ水族館を備える。「ねったいかん」の愛称で親しまれ、土曜・日曜は地域住民の親子だけでなく区外からの来場者でにぎわう区内の人気スポットとなっている。

 期間中、受付窓口ではオリジナルの「ねったいかん旅行パスポート」を配布。「パスポート」にはオセアニア、北中米、南米、アフリカ、東南アジア5地域に関する「生きものクイズ」を掲載し、ミニ水族館や温室など観覧ルート上5カ所に設置したスタンプ台を巡って「生きもの」の情報やスタンプを集めて楽しむことができる。

 2階の企画展示室では、スタンプラリーで紹介した「生きもの」のほか、動物・魚などを「オセアニア旅行」「北中米旅行」「南米旅行」「アフリカ旅行」「東南アジア旅行」と題した5つの生育地域ごとに分け、パネル展示やクイズなどを交えて特別展示する。このほか、水族館の飼育員が展示室内を一周して解説する「15分間世界一周」(期間中の火曜~金曜=14時~、土曜・日曜・祝日=11時~)を行う。

 同館職員の菅野絵麻さんは「新型コロナウイルスの影響などもある中で、せめて少しでも旅行気分を味わっていただけるよう創意工夫を凝らした。『生きもの』の飼育に携わるスタッフの知識と経験を生かした、楽しく学べる展示になっている。家族や友達と館内展示を巡りながら、東京でプチ海外旅行気分を味わってほしい」と話す。

 開催時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。入館料は、一般=260円、小中学生・65歳以上=130円、未就学児無料(土曜・日曜は小中学生無料)。3月22日・28日、4月4日休館。4月10日まで。

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