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夜桜ライトアップで「光学の板橋」PR 「SORAA」製LED採用

「なかいたさくら祭り」と連携した石神井川沿いの夜桜ライトアップ

「なかいたさくら祭り」と連携した石神井川沿いの夜桜ライトアップ

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 石神井川沿い久保田橋~新西原橋(いずれも板橋区双葉町)間と浮間公園(板橋区舟渡2)の桜並木で現在、SORAA(ソラー)社製LEDランプによる期間限定のライトアップが行われている。

今年2月の「いたばしベンチャーフォーラム」で基調講演を行った中村修二さん

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 板橋区内を流れる石神井川の区内上流・桜川地区から下流の加賀地区まで、両岸には合わせて1000本を超えるソメイヨシノ、ヤマザクラ、オオシマザクラなどが並び、橋や川沿いの歩道には例年桜の開花時期になると桜を間近で観賞する人や写真撮影する多くの人でにぎわう。

 美しい桜を夜間も観賞してもらおうと、同区では石神井川沿いの桜並木にぼんぼりやちょうちんを設置し、開花時期に合わせて例年夜桜のライトアップを行う。今年はさらに、石神井川沿いに位置する中板橋商店街の「なかいたさくら祭り」(3月24日・25日、4月1日開催)と連携し、東武東上線・中板橋駅に近い久保田橋~新西原橋間でSORAA社製LEDランプを使ったライトアップを行う。

 同企画を推進する板橋区観光協会スタッフによると、同時期開催のインスタグラムへの写真投稿コンテストと併せて、地域のにぎわい創出と区内外への魅力発信を図っていくという。「桜の自然な色合いを再現する世界最先端技術を持つSORAA社のLEDランプを使い、『光学の板橋』に対する国内外への注目度アップにもつながれば」と期待を寄せる。

 SORAA社は、青色LEDの研究で2014年にノーベル物理学賞を受賞した中村修二さんが共同設立者として名を連ねる米国のベンチャー企業で、板橋区のベンチャー起業誘致制度を利用して2016年1月から区立ものづくり研究開発連携センター(板橋区舟渡3)に日本法人を構えている。中村さんは2011年に紫色半導体レーザーの開発に成功。同社で2012年からLEDランプの販売をスタートさせ、現在は世界40カ国以上で製品を販売している。

 同社のほか、トプコンなど60社以上の光学分野の企業が集まる板橋区では、産業分野で「光学の街」としてのブランド戦略を打ち出し、板橋区がハブとなって光学と精密機器分野における研究者・技術者の団体が一堂に集まる「板橋オプトフォーラム」や、町工場と研究機関・国内外のものづくりベンチャーの3者間交流を図る「いたばしベンチャーフォーラム」を2016年・2017年と二年連続で開催。両会場で中村さんは基調講演を行った。

 同区・くらしと観光課が主催する浮間公園内の桜並木ライトアップにもSORAA社製のLEDランプが採用されている。

 点灯時間は18時~21時。4月6日まで。

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