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バス停での禁煙、ポスターで呼び掛け 板橋区内の中学生の原画採用

バス車内に自身がデザインしたポスターを掲出する谷中さん

バス車内に自身がデザインしたポスターを掲出する谷中さん

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 エコポリス板橋下赤塚地区環境行動委員会と地元中学生が協力して作成した「バス停での禁煙を呼び掛けるポスター」が完成し、板橋区下赤塚地域センター(板橋区赤塚6)で2月7日、同区内で多くのバス路線を持つ国際興業への贈呈式が行われた。

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 下赤塚地区の町会・自治会や、老人クラブ、学校関係者、商店主などから成る同委員会が主催するこの取り組みは、今年で12回目。バス停での喫煙や吸い殻のポイ捨てが、通勤・通学客などのバス利用客や通行人への迷惑につながっていると考え、禁煙を呼び掛けるステッカーやポスターを作って国際興業バス志村営業所に寄贈したのが始まり。

 ポスター作成に当たり、同委員会は地元の板橋区立赤塚第三中学校の生徒に原画の制作を依頼。集まった作品の中から、同校2年生の谷中咲菜(たになかさな)さんの作品が選ばれ、B3判サイズのカラーポスター100枚が完成した。

 贈呈式には谷中さんのほか、同校須田淳一校長、同委員会関係者、国際興業関係者、坂本健区長をはじめとする板橋区職員が出席。谷中さんが「バスを大切に使ってもらえるように」と描いたポスターを、国際興業の木部(きべ)康久運輸事業部担当部長に手渡した。

 冒頭であいさつした坂本区長は「このポスターをきっかけに、自分たちの街を自分たちでつくっていくコミュニティーの大切さを学んでほしい」と話し、地域と事業者が一体となった取り組みのさらなる発展に期待を寄せた。

 贈呈式終了後、国際興業運輸事業部志村営業所に移動し、車庫内に待機中のバスに谷中さん自らポスターを掲出。関係者らは掲出されたポスターを満足そうに見上げていた。

 ポスターは営業時間終了後の時間などを利用し、志村営業所を拠点に区内を走るバス86台とコミュニティーバス「りんりんGO」の車内に順次掲出され、今後約1年間、車内からバス停での禁煙を呼び掛ける。

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