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ゴールデンウイーク3戦3勝の日テレ・ベレーザ 3位に浮上

アルビレックス新潟戦で先制点を決めた坂部幸菜選手(中央)(写真提供=WEリーグ)

アルビレックス新潟戦で先制点を決めた坂部幸菜選手(中央)(写真提供=WEリーグ)

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 女子プロサッカー「WEリーグ」日テレ・東京ヴェルディベレーザが、ゴールデンウイークに行われた3試合で3連勝を飾った。5月2日の第18節では、ホーム「味の素フィールド西が丘」(北区西が丘)にアルビレックス新潟レディースを迎え、2対1で接戦を制した。入場者数は1439人。

昨年アメリカから復帰した元日本代表の川澄奈穂美選手(右)と対峙(たいじ)する鈴木陽選手(左)  前回の対戦では川澄選手のゴールで敗れた(写真提供=WEリーグ)

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 上位対決となった一戦は、序盤から4位の日テレ・ベレーザが攻め込むが、3位のアルビレックス新潟の堅い守備に阻まれゴールを割ることができない。前半アディショナルタイムにようやく試合が動いた。47分、日テレ・ベレーザの藤野あおば選手がドリブルで持ち込み、鈴木陽(はるひ)選手から土方麻椰選手へとつないだところに、3バックの一角、坂部幸菜選手が駆け上がりゴールネットを揺らした。坂部選手にとって、これが今季初ゴールとなった。

 前半はアルビレックス新潟に一本のシュートも許さなかった日テレ・ベレーザだが、後半は徐々にリズムをつかまれ激しい攻防が続く。80分、アルビレックス新潟のフリーキックから、三浦紗津紀選手に決められゲームは振り出しに戻った。しかし、日テレ・ベレーザは88分、交代で入った宮川麻都選手がPKを獲得すると、キッカーの藤野選手がど真ん中を狙い、GKの手をはじいたボールがゴールネットに突き刺さった。試合はこのまま2対1で日テレ・ベレーザが勝利し、アルビレックス新潟との勝ち点差を2に縮めた。

 気温17度と肌寒いこの日、文京区から家族4人で訪れた眞本葵斗(しんもとあおと)君は、緑の半袖ユニホーム姿でジャンプしながら声援を送った。招待券が当たったことをきっかけに国立競技場で観戦した、J1リーグ開幕戦で東京ヴェルディのファンになり2カ月。父の達生さんは「男女合わせて初めて勝ち試合が見られた」と喜んだ。長女の楓花ちゃんと共に、チームマスコット「リヴェルン」の推し活にはまっているという母の眞里奈さんは「リヴェルンの公式Xで、マンホールカード(スタジアム近くにリヴェルンをモチーフにしたマンホールぶたが設置されたことを記念したカード)がもらえることを知って、女子の試合も見てみたいと思い、初めて西が丘に来た。こんなに間近で迫力のあるプレーが見られることに驚いた。自宅が応援グッズで緑一色になっていく。家族みんなで楽しめる趣味ができてうれしい」と話し、試合後のサイン会では、選手だけでなくリヴェルンのサインも手にして満足げな様子を見せていた。

 この試合から4日後の5月6日、日テレ・ベレーザはAC長野パルセイロ・レディースとアウェーで対戦し、3対0で勝利。ゴールデンウイーク3連戦を3連勝で飾り、勝ち点3を積み上げた。アルビレックス新潟がINAC神戸レオネッサに敗れたため、日テレ・ベレーザは順位を一つ上げ3位につける。今シーズン残り4試合。味の素フィールド西が丘でのホームゲームは、5月18日のジェフユナイテッド市原・千葉レディースとの1試合を残すのみとなった。14時キックオフ。

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