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赤塚で秋の風物詩「板橋農業まつり」 1.5トンの野菜宝船がパレードに登場

15種類の野菜でできた野菜宝船は2日目に「お宝」として山分けされた

15種類の野菜でできた野菜宝船は2日目に「お宝」として山分けされた

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 赤塚小学校(板橋区赤塚3)など区内4会場で11月12日・13日、「第39回板橋農業まつり」が開催された。

ニンジン引っこ抜き体験で収穫に参加

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 同イベントは、約23ヘクタールの農地を持つ板橋区が区民と農業者の交流の場として例年この時期に開催しており、板橋の秋の風物詩になっている。

 初日のオープニングパレードには、白菜やジャガイモ、ブロッコリーなど約15種類の野菜でできた総量1.5トンの「野菜宝船」が登場。地元の小学生と農家の人々が引いて赤塚体育館通りをパレードし、同区の観光キャラクター「りんりんちゃん」も登場して盛り上げた。

 イベントでは地元の小学生が手作りのよろいかぶとを身にまとって戦国時代のワンシーンを再現する「赤塚城戦国絵巻武者行列」や、区民有志らで結成された「西洋流火術鉄砲隊保存会」のメンバーが徳丸ヶ原(現在の高島平)で行った砲術調練の一部を再現する「西洋流火術鉄砲隊保存会演武」、赤塚鳶(とび)組合による木やりなどが行われた。

 会場内には区内で採れた野菜や果物の直売をはじめ、板橋区と連携協力協定を締結している岩手県大船渡市のブース、東日本大震災復興支援物産展、「板橋のいっぴん」の軽食を扱う屋台など約70店が出店。それぞれに長蛇の列ができていた。

 会場内の農園では大根・ニンジン引っこ抜き体験が行われ、たくさんの親子が収穫を楽しんだ。13日には収穫された大根とニンジンを使ったけんちん汁の無料配布もあり、多くの人がさまざまな形で区内の農業に触れ、収穫の秋を満喫していた。

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