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板橋区スポーツ大使の吉田沙保里選手が区役所訪問 区民栄誉賞贈呈も

子どもたちから手作りのメダルと似顔絵が手渡された

子どもたちから手作りのメダルと似顔絵が手渡された

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 「板橋区スポーツ大使」の吉田沙保里選手が12月21日、板橋区役所を訪問し、2016リオデジャネイロオリンピックの報告をした。

懇談会でやわらかな表情を見せる吉田沙保里選手

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 板橋区スポーツ大使とは、板橋区のスポーツ振興や文化・スポーツによるにぎわいの創出を目的に2014年に23区で初めて設定されたもの。

 現在第4期まで任命されており、吉田選手を含む全日本レスリング女子チームは2014年3月に板橋区立小豆沢体育館で開催された区内初の国際スポーツ大会「2014年シニア女子レスリングワールドカップ」を契機に、第2期大使として任命された。

 オリンピックで金メダル4個、銀メダル1個の活躍を見せた同チームには、区民に勇気と感動を与えてくれたことへの感謝を表し、坂本健板橋区長から「板橋区民栄誉賞」が贈呈された。

 授賞式に続いて設けられた質問タイムには、集まった子どもたちからさまざまな質問が上がった。「栄監督のことをどう思っていますか?」との問い掛けでは場内が笑いに包まれ、吉田選手は「大好きですよ。尊敬しています」と笑顔で答えた。

 子どもたちから手作りのメダルをプレゼントされた吉田選手。最後は集まった子どもたちとの記念撮影に応じ、壇上から人があふれるほどだった。

 区長らとの懇談会では、次世代のアスリート育成についてなどが話題に上り、「レスリングに向いているのは子どものころから分かるものか」という問いに対して、「すぐには分からない。小さなころに結果を残せなくても、成長してからオリンピックに出るほど強くなる選手もいる。強い選手はとにかく練習を重ねている」と吉田選手。指導者としても活動し始めたことについては「複雑な部分もあるが、うまく切り替えながら取り組んでいきたい」と意気込み、「今日から代々木体育館で天皇杯をやっていて、そろそろ初日の結果が出るころ。今はそれが気になって実はそわそわしている。若い選手には多くの経験を積んでほしい」と、指導者としての顔を見せた。

 板橋区は来年以降も、レスリング教室を開催するなどアスリート育成・スポーツ振興に取り組む予定。

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