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板橋にアリーナを スポーツ・文化での地域活性を求め署名活動始まる

「東京エクセレンス」の小豆沢体育館での試合に合わせアリーナ建設を求める署名活動を始める

「東京エクセレンス」の小豆沢体育館での試合に合わせアリーナ建設を求める署名活動を始める

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 板橋区立小豆沢体育館(板橋区小豆沢3)をホームとするプロバスケットボールB2リーグ「東京エクセレンス」後援会が主体となって4月29日、区内でのアリーナ建設を求める署名運動を始める。

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 署名を始めるきっかけは、小豆沢をホームにプロバスケットボールのB2リーグチームとして活動してきた「東京エクセレンス」へのB2ライセンス不交付が決まったことだった。

 同チームは板橋区立小豆沢体育館をホームに活動してきた。Bリーグ発足時には、B2リーグとしての活動要件の一つである、3000人以上収容可能なホームアリーナの規模に足りていなかったが、板橋区でアリーナ建設に向けて調査・調整をするとのことでBリーグ入りを果たした。

 その後、区としてアリーナの早期建設が難しいとの見解が出たため、この要件を満たさないとして、次シーズンでのB2ライセンスが不交付となり、B3への降格が決まった。

 後援会会長を務める山澤尚士さんは「地元で活動しているチームとして、東京エクセレンスのことを応援してきた。ただ今回アリーナ建設を求める署名については、チームのためというよりも、地域のためだと考えている。今回の件よりも前から、地域にアリーナがあることの有効性については考えていた。せっかく根付いたスポーツ文化を大切にしたいし、地域にいろいろな人が訪れ、活気が出ることを継続していきたい。地元にアリーナができれば今以上に、スポーツや文化を主体とした地域交流、地域活性が生まれると思う」と話す。

 同チームは積極的に地域活動にも参加し、今年Bリーグになってからは試合への観客動員数も増えていた。B2ライセンス不交付が決まったのは、地元のプロスポーツを応援する楽しさが地域に広がり定着してきた矢先の出来事だった。

 「体育館のある小豆沢や志村がもっと盛り上がればと、後援会に参加する地元町会でも、周囲にこんな店が欲しい、あんな店があるといい、など前向きなやりとりがされているところだった」と山澤さん。

「芸能イベントやスポーツなどを開催することで区の文化が発展し、地域が活性化する可能性がアリーナ建設にはあると思う。すぐに答えの出るものではないが、地域のためになることであれば前向きに考えたい」と意欲を見せる。 

 近年、スポーツ大使を配するなどスポーツ文化にも力を入れ、「みどりと文化の香るまち」をうたう同区。区内の大規模な地域計画などもあり、アリーナ建設の可能性を含めた今後の地域開発にも注目が集まる。

29日・30日は、同チーム今季最後のホームゲーム開催に合わせて小豆沢体育館周辺で署名を集める予定。

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