板橋区立教育科学館(板橋区常盤台4)で5月17日、「ちゃんとした蓄音器コンサート」が開催された。
音楽のテーマに合わせてドーム内に映し出された宇宙からみた星々の映像
100年前の蓄音器(ビクター社製クレデンザ)を使った同コンサート。当日の昼の部には子どもから大人まで約100人が来場し、開場時刻まで同館ロビーでそれぞれの会話を楽しんだ。来場者同士で「はじめまして」とあいさつする場面も。
演目は、シュトラウス「美しき青きドナウ」、リスト「愛の夢」などのクラシック、美空ひばりさんが15歳当時に歌った「お祭りマンボ」などの歌謡曲を含め10曲作品。音楽に合わせて壇上スクリーンとプラネタリウムドーム内に映像が流れ、目と耳で音楽鑑賞を楽しんだ堪能。曲間には、SPレコードへの録音や量産方法、電力をつかわない再生などについて出演者同士の会話を交えながら説明した。音楽以外の「水上競技実況放送」再生では場内で明るい笑い声がもれるなど、和やかな90分となった。
自身の研究活動の一環で所有する蓄音器を用い、同コンサートを企画した山端健志さんは「音楽体験というと少し敷居が高いと感じる人でも、気軽に楽しめるコンサート。みんなで楽しい『背伸び』を」と話す。
終演後、蓄音器の写真撮影や観察、出演者への質問の列ができたほか、「ありがとうございました」と笑顔で感謝を述べる来場者の姿もあっ見られた。
来場者に手渡されたプログラムや場内で流された映像もは、山端健志さんがデザイン・制作を担当した。