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岩清水梓選手、引退前最後の西が丘でWEリーグ初ゴール ベレーザ勝利導く

WEリーグ初ゴールが決勝点に。自ら引退の花道を飾った岩清水梓選手(写真提供=WEリーグ)

WEリーグ初ゴールが決勝点に。自ら引退の花道を飾った岩清水梓選手(写真提供=WEリーグ)

 日テレ・東京ヴェルディベレーザが5月16日、2025-26 SOMPO WEリーグ第22節でアルビレックス新潟レディースと味の素フィールド西が丘(北区西が丘)で対戦し、2-1で勝利した。引退を控えた岩清水梓選手の国内ラストゲームとなった今季最終節。気温30度に迫る炎天下のスタンドは3156人のサポーターで埋め尽くされた。

監督と選手に花束を贈る板橋区の坂本健区長(中央)(写真提供=WEリーグ)

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 当日は板橋区民観戦デーとして行い、坂本健板橋区長がキックインセレモニーを務めた。

 前半立ち上がりから両チームとも積極的に攻め込むが、スコアレスで後半へ。均衡を破ったのは日テレ・ベレーザ。47分、松田紫野選手のクロスに反応した新潟GKがはじいたボールを、眞城美春選手が押し込み先制した。60分には新潟の滝川結女選手に同点ゴールを許す。73分、眞城選手が倒されPKを獲得すると、楠瀬監督は岩清水選手をキッカーに指名。岩清水選手はゴール左上に決め、WEリーグ初ゴールで勝ち越した。

 流れを変えたいアルビレックス新潟は79分、3枚替えを敢行。この試合で引退する川村優理選手をはじめ、上尾野辺めぐみ選手、川澄奈穂美選手を投入した。岩清水選手が交代で退く81分までの約2分間、宇津木瑠美選手を含め、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)黄金世代の6人が同時にピッチに立つ場面が実現した。

 岩清水選手がピッチを後にする際には、両チームの選手、監督、審判が花道を作って送り出し、スタンドから大きな拍手が送られた。その後スコアは動かず、岩清水選手のPK弾が決勝点となり、2-1で有終の美を飾った。

 試合後、楠瀬直木監督は「リーグ戦最終節は勝って岩清水の引退の花道を飾りたいという思いで臨んだ。PKについては、クラシエカップ決勝でバーに当てて以降、毎日のように練習後にこっそり練習していたのを知っていたので、決めてくれて本当に良かった」とねぎらった。

 岩清水選手は引退セレモニーで、「この(西が丘の)ピッチでたくさんサッカーをさせてもらい感謝している。ここまでベレーザに支えてもらい、ベレーザ一筋で引退できることを誇りに思う。学校訪問など、選手としてできなかった分、皆さんに会いに行きたいと思っている。WEリーグでゴールを決めていなかったことが心残りで、最後にゴールできて満足。長い間、背中を押し続けていただきありがとうございました」と、クラブ一筋26年の思いをあいさつに込めた。

 当日、エスコートキッズとして選手とともに入場した鹿島唯花ちゃん(6)の母、真佑美さんは「岩清水選手と同世代で、同じ2020年3月に出産した母として親近感を抱いていた。長年トップレベルで活躍し続けた姿は尊敬しかない」と話していた。引退セレモニーで岩清水選手が語った「(ホームタウンである)板橋区、北区の全小学校を訪問するつもり」という言葉についても、「サッカーをしている娘たちも楽しみにしている」と期待を寄せた。

 今シーズンはクラシエカップ初制覇を達成。リーグ戦は3位だったが、チームはアジアナンバーワンを目指し、試合翌日から韓国入りしている。5月20日にはAFC女子チャンピオンズリーグ準決勝でメルボルン・シティFC(オーストラリア)と対戦。5月23日の決勝に進出した場合は、パブリックビューイングを予定している。

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