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板橋区監修、「澁澤榮一地図」発売 地図でたどる渋沢の半生と板橋の近代

板橋区監修「板橋版 澁澤榮一地図」

板橋区監修「板橋版 澁澤榮一地図」

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 板橋区役所(板橋区板橋2)本庁舎1階窓口で4月1日、板橋区が監修した書籍「板橋版 澁澤榮一地図」の販売を始める。企画制作・編集はフリックスタジオ。

東京都健康長寿医療センター(板橋区栄町)敷地内にある「子爵澁澤榮一像」

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 2021年放送のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」でその生涯が描かれ、2024年に発行される新一万円札の肖像にも選ばれた渋沢栄一は、多くの事業を創設・育成し、日本の産業、経済、社会の発展に貢献したことで知られている。

 板橋区によると、渋沢は大河ドラマにも度々登場した「養育院」(現・東京都健康長寿医療センター、区立板橋第一中学校、区立文化会館一帯)の経営に携わり、東京市営から民営となった同院院長を長く務めるなどして、東京23区で現在病床数NO.1を誇る医療先進地域となった板橋区の医療福祉発展にも多大な影響を与えたという。

 同書では、板橋区や北区など東京北部にスポットを当て、渋沢栄一が誕生した江戸末期・明治維新期から没後90年代となる令和の時代まで、年代別に8章に分けて渋沢が生涯をかけて事業に尽力した歴史、当時の世相や板橋・王子周辺の動きを紹介。各時代の渋沢栄一、養育院、板橋区近辺の様子を地図上に重ね、その変遷をひもといていく。地図だけでなく、年表や写真資料も充実していて、渋沢栄一の半生だけでなく、養育院を含む板橋近辺、ひいては日本近代化の歴史を深く知ることができる一冊となっている。

 価格は2,400円。180ページ。

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