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板橋のギャラリーでカレンダー原画展 小茂根福祉園の商品展示販売も

亥をテーマにした2019年のKOMONESTカレンダー

亥をテーマにした2019年のKOMONESTカレンダー

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 「クリエーションスペースen∞juku(エンジュク)」(板橋区板橋3)内にある「えんじゅくギャラリー」で12月5日、「KOMONEST(コモネスト)カレンダー2019原画展」が始まった。

会場内に展示された小茂根福祉園でのものづくり風景の写真

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 「KOMONEST」は、生活介護と就労継続B型の障がい者支援サービスを行う通所施設「小茂根福祉園」が企画・製造する商品のブランド名で、2009年の立ち上げから来年10年目を迎える。障がいのある人の自立を願い、KOMONE(小茂根)とNEST(鳥の巣)を合わせて名づけられた同ブランドでは、施設利用者の創作活動や作業に「ものづくり」や「アート」としての付加価値をつけた商品を手掛け、自家焙煎(ばいせん)の「296COFFEE(フクロウコーヒー)」や刺しゅうコースター、利用者のイラストをあしらったオリジナルTシャツやエコバッグ、布張り缶バッジ、包みヘアゴム、クッションドールなど取り扱い点数も多いのが特徴。

 中でも「KOMONESTカレンダー」は人気商品の一つで2011年から商品化している。今回2019年のカレンダーでは、来年のえとの「亥(いのしし)」をテーマに施設利用者の個性豊かな作品18点を採用した。

 板橋区内にある「風岡紙器」で型抜きし、「ウキマ」のΩ型針金でアイレットとじするなど、「メイド・イン・板橋」にこだわった商品。アイレットとじにしていることから、使い終わったカレンダーを2穴バインダーに収納できるため、捨てない、手元に残せる環境にも配慮したデザインとなっている。KOMONESTオリジナルの専用バインダーで毎年のカレンダーをコレクションしているファンも多いという。

 KOMONESTのプロデュースを手掛け、展示会場のコーディネーターも務める「おおきな木」代表の加藤未礼(みれい)さんは「ブランド誕生当初は私やデザイナーの林よしえさんと展開を引っ張ってきたが、今では小茂根福祉園のスタッフの力だけで展示企画のアイデア出しから準備設営まで行っている。福祉園との10年を振り返って、独り歩きしている姿に感無量の思い」と話す。

 原画展会場では、カレンダーに使われた作品18点などを展示するほか、KOMONESTカレンダー(1,300円)をはじめ、296珈琲(480円~)、ワッペン(900円)、ドローチ(1,200円~)、バッグ(2,600円~)、ポストカード(160円)、クリアファイル(380円)、刺しゅうポーチ(3,500円)、エプロン(5,000円)などを販売する。

 KOMONEST商品にちなんだ「ものづくりワークショップ」も企画し、12月8日はアイレットとじノート作り、9日はクルミボタンを活用したヘアゴム作りを行う(以上、参加費は500円)。

 開場時間は13時~16時。12月9日まで。入場無料。

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