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板橋で母親コミュニティー発のクリスマス企画 「泣きプロレス」などで笑顔に

「泣いて!笑って!いたプロベイビーズ」の様子

「泣いて!笑って!いたプロベイビーズ」の様子

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 ハイライフプラザいたばし(板橋区板橋1)で12月10日、「マムスマイル」主催の「クリスマスマルシェ」が開かれ、親子250人以上が集まった。

長蛇の列が最後まで続いたクリスマスフォトブースでの写真

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 同イベントでは、特設ステージ上で「はいはいレース」「とことこ動物なりきりレース」などの乳幼児参加型企画や、講師と一緒にストレッチやダンス・民族舞踊を楽しむ企画が行われたほか、母親向けのスキンケア講座、がんの予防と乳がん早期発見に関するセミナーなども開かれた。板橋区・北区と東京家政大学女性未来研究所(板橋区加賀1)との共催でマムスマイルが展開する母親向け講座「子育てママの未来計画」の案内も。地域団体・協賛企業による出展ブースや、バースデープランナーが手掛ける無料のクリスマスフォトブースなどには行列もでき、会場は来場者親子の笑顔や熱気に包まれた。

 マムスマイル副代表で広報も務める山口寛子さんによると、中でも「いたばしプロレスリング(以下いたプロ)」とマムスマイルが初コラボした「泣いて!笑って!いたプロベイビーズ」は盛況だったという。赤ん坊の泣き声で邪を払って子どもの健やかな成長を祈願する日本古来の伝統行事「泣き相撲」にあやかった「泣きプロレス」が行われ、いたプロ選手が乳幼児を抱きかかえて対峙(たいじ)する同企画には多くの母子が列を作った。

 「乳幼児を抱えてのいたプロ観戦は気が引ける方も多いが、子どもたちのための地域のヒーローをもっと多くのママたちにも知ってほしいと、マムスマイルから相談を持ち掛け今回の目玉企画が実現した。外出先での子どもの泣き声に肩身の狭い思いをしているママたちと、子どもが泣くことで笑顔が広がるすてきな時間を共有することができた」と山口さん。

 マムスマイルが手掛けてきた地域交流イベントの中でも、今回はこれまでで一番大きな規模だったという。山口さんは「今回のいたプロベイビーズのように、地域の企業や団体の協力を得ながら、板橋区ならでは、マムスマイルならではの特色を打ち出した親子イベントを今後も行って、板橋区の子育て環境を盛り上げていきたい。来年のクリスマスマルシェは区内の飲食店なども巻き込んで、親子400人以上集まって盛り上がれるようにできたら」と話す。

 いたプロ代表のはやて選手は「父親になった当時を思い出した。子育ては楽しいけれど大変。頑張るママたちのためにも、地域で子どもたちを一緒に育てていけたら。今日は元気なベイビーズに癒されっ放しだった」と笑顔を見せた。

 マムスマイルは板橋区在住の母親たちが中心となって企画・運営するコミュニティーで、「育児に悩むママたちに出会いと学びの場を」と代表の坂東愛子さんが2016年4月に団体を立ち上げた。板橋区内の各所で交流会やワークショップ、レッスンイベントなどを開いているほか、「板橋区初のママ向け地域情報誌」をうたったフリーペーパー「イタバシーナ」を現在までに6回発行し、商店街店舗や公共施設の協力を得て区内で1万部を配布しているという。

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