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東板橋図書館で「キッズプロレス体験教室」 「あきらめない」テーマの図書展示も

はやて選手と鈴木心選手のイラスト

はやて選手と鈴木心選手のイラスト

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 板橋区立東板橋図書館(板橋区加賀1、TEL03-3579-2666)で11月18日、いたばしプロレスリングとのタッグ・プロジェクト「キッズプロレス体験教室」が開かれる。

前回のタッグ・プロジェクト第1弾の様子

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 第2弾となる今回、小学生を対象に、身体の動かし方を教えるほか、現役レスラーを相手にプロレス技を掛けるチャレンジなどを通じて「あきらめない心」をテーマにした体験教室を行う。講師は、いたばしプロレスリングの所属レスラーの鈴木心(すずきしん)選手、中里哲也(なかざとてつや)選手、代表兼レスラーのはやて選手の3人が務める。

 当日は「あきらめない」をテーマにした「リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険」(トーベン・クールマンさん著)、「ねえちゃんはプロレスラー」(牧野節子さん著)、「メッシ ハンデをのりこえた小さなヒーロー」(マイケル・パートさん著)など図書の展示も行い、参加者には展示リストを配布する。同館職員の柿堺(かきさかい)さんによると、力に訴えず対話を「あきらめない」心、夢を辛抱強く追い求め「あきらめない」心、板橋の子どもたちみんなが元気に笑顔で成長し、自らの手で夢をかなえてほしいという、はやて選手の願いを反映して図書館職員で選んだという。

 いたばしプロレスリングでは、板橋区前野町の道場で毎週2回、4歳から中学生までの子どもたちを対象にした「いたプロキッズ運動教室」を行っており、毎回大会の第1試合を前に子どもたちの参加者を募ってリング上で体操や前転などの運動を行っている。

 前回、今年7月に初開催したタッグ・プロジェクト第1弾では、3歳~7歳までの子どもを対象にした「キッズうんどう教室」を行った。いたばしプロレスリング所属レスラーの鈴木心選手と一緒に、齋藤槙さんが手掛けた絵本「ぺんぎんたいそう」(福音館書店)のイラストと同じように動物の姿を模したポーズをとったり、フラミンゴや象、熊、ウサギ、クモの動きをまねた運動で汗を流したりした後、参加した子どもたちのリクエストで軽いスクワットや足上げ屈伸などの指導を行った。

 終了後の保護者アンケートに「プロレス技を教えてほしい」「プロレスのトレーミングを知りたい」といった声があり、今回の第2弾企画を決めたといい、「いたプロさんが試合後にリング上から子どもたちに呼び掛けているように、悪役レスラーはいても悪い人ではない、力がある人や技を知る人は弱い者いじめをしない」と柿堺さん。「はやて選手らからも、友達同士で日常的にプロレス技を使ってもらうことが目的ではなく、身体を動かすことを楽しんでもらいながら、時に子どもが大人に力で立ち向かう事は容易ではないことも、実践を通して学んでもらいたいという話があった」と話す。

 開催時間は14時~15時。会場は東板橋図書館の3階視聴覚室。運動ができる服装と飲み物持参。事前申込制で、同館1階窓口または電話で参加を受け付ける。定員は24人(保護者付き添い可)。参加無料。

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