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中板橋に商店街直営デイサービス 魚津市産直食堂ランチバイキングも

4~6人利用の足湯設備で利用者の心と身体の疲れを癒やす

4~6人利用の足湯設備で利用者の心と身体の疲れを癒やす

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 板橋・中板橋商店街に12月5日、社会生活リハビリデイサービス「なかいた倶楽部」(板橋区中板橋、TEL 03-6909-6115)が正式オープンした。

富山県魚津市の産直食堂「うおづや」によるランチバイキングなどのサービスを提供

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 同施設では、社会生活リハビリを楽しく実施し、最後の日まで自立した生活を送れるように支援するリハビリテーションに特化した要介護・要支援認定者のためのデイサービスを提供。利用者の「したい」「してみたい」「うまくできるようになりたい」と思う目標をもとに、加齢によって低下した食事や歩行・入浴といった日常生活動作や、買い物や娯楽活動など生活行為の改善を、生活相談員や看護師、機能訓練指導員がサポートする。

 約150平方メートルの施設内には、バリアフリーの浴室や足湯設備、リハビリやマッサージを行う機能訓練指導スペース、カラオケルーム、マージャン卓などを完備。4人掛けカウンター席と4人掛けテーブル3台の計16人が利用できる食事スペースでは、隣接する富山県魚津市のアンテナショップ・産直食堂「うおづや」(同、TEL 03-6751-4677)料理人による同市産直品や商店街の食材などを使ったランチバイキングも提供する。

 「飲食サービスを充実させたリハビリデイサービスで利用者も商店街も活性化させたいと、組合の仲間と何年も前から計画を進めてきた」と話すのは、同施設と「うおづや」の開業にも携わった同商店街振興組合 副理事長・神林誠二さん。今年3月、魚津市産直食堂とデイサービスの運営企画を商店街の空き店舗活用事業として組合の会議に提出したという。

 「タイミングが合ったのと組合理事長の英断もあって、そこからトントン拍子に話が進んだ。魚津市関係者との交流や介護施設サービスの具体化や届け出申請と目まぐるしかったが、提供サービスをもっと充実させていくために、商店街の様々な店舗や事業者と積極的に連携していきたい」と意気込む。

 正式オープンに先立ち、同商店街ウィンターセールイベント「サンタ ト ナカイタ」に併せ、12月3日に施設内覧会を兼ねた「介護予防フェア」を実施。同商店街のソフトクリームカフェ「かうべる」(同区中板橋)による試食販売や、板橋区大山東町にも店舗を構えるパナソニックエイジフリーショップ城北(本社・埼玉県戸田市笹目6)に店頭スペースを提供して車いすなどの介護製品やリハビリグッズの展示販売を行った。

 同施設管理者で生活相談員と看護師を兼務する林英恵(はなえ)さんは「自立した生活ができるように訓練支援を行い、ボランティアの方々とのおしゃべりやマージャン・カラオケなどの娯楽を楽しんでもらい、歩行訓練のリハビリを兼ねて商店街の散歩なども行う。春には石神井川沿いのきれいな桜を眺めるなど、なかいた倶楽部ならではのサービスが日々の活力になって利用者に元気を与えていけたら」と話す。

 1日の利用定員数は10人。林さんは「施設の広さから、受け入れの定員は20人まで増やせる。今後、機能訓練指導員や介護職員を増員して、より多くの方に社会生活の活力と笑顔を与えていけるようにしたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は9時~17時。土曜・日曜休み。

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