板橋経済新聞の2019年PV(ページビュー)ランキング1位は、今年10月に上陸した大型台風19号の被害状況を伝える記事だった。
ランキングは、今年1月1日から12月13日までに配信したヘッドラインニュースのPV数を集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 板橋区が台風19号の対応・被害状況発表 区民の避難所利用1500人超(10/17)
2. 「いたばし花火大会」の有料指定席販売開始 60回記念打ち上げ、荒川両岸で6000発(6/21)
3. 板橋で近藤勇と太宰治コラボ講演 歴史散歩や江戸時代の卵料理再現も(5/31)
4. 板橋の保温断熱工事会社「レイワ工業」 新元号発表で話題に(4/2)
5. 高島平・熱帯環境植物館でメダカ展 「煌」「サタン」など国内外のメダカ品種紹介(6/5)
6. 板橋区が徳丸の古民家保存・管理の寄付金募集へ 都内最古級の都指定文化財(8/28)
7. 高島平の地名50周年をみんなで祝う 「高島平HAPPY BIRTHDAY」(2/25)
8. 「中板橋へそりんちょ!」セカンドシングルリリースへ 働く人たちを応援(7/12)
9. 板橋・郷土資料館が一時休館へ 開設50周年の節目、パノラマ展示など一部撤去も(8/22)
10. 板橋・赤塚周辺エリアの巡回バス「りんりんGO」一新 運行開始から10年(10/8)
1位は台風19号が関東上陸・通過した10月12日の状況をまとめたもので、当日の警戒発令や区の避難所開設・増設の状況などを時系列にまとめ、17日に区が報道発表した被害状況を伝えた。台風が過ぎて数日が経過した後の記事掲載だったが、区民を中心に特に関心の高いトピックスだったことを物語っている。
2位は上半期PV1位だった「いたばし花火大会」の一般指定席販売開始の記事、3位は地域振興プロジェクト「いたばしものがたり」が6月に行ったイベント開催を伝える記事、4位は新元号発表を受けて同じ読み方を持つ区内の企業「レイワ工業」に関する記事がランクイン。5位の「メダカ展」は尾びれの付け根にある模様が特徴的な「ミッキーマウスプラティー」の写真も話題となり上半期ランキング2位に続いて年間トップ5を死守した。
6位に入った古民家「旧粕谷家住宅」は、実施したクラウドファンディングで目標金額を達成。その後、保存保存・管理プロジェクトの準備をその後着々と進めている。その他、高島平の地名命名50周年を記念したイベントの話題、中板橋の地域振興アイドルグループの新曲リリース、郷土資料館の一時休業、巡回バス「りんりんGO」リニューアルなど多様なニュースがトップ10入りした。
トップ10圏外では、カフェ&コワーキングスペース「おとなりスタンド&ワークス」オープンの記事が11位、「timespot(タイムスポット)」による「赤塚五感公園」の初開催(3月)と10月のハロウィーン開催を伝える記事が12位・13位、「いたばしものがたり」が老舗鶏肉専門店「鳥新」とコラボした歴活イベントの記事が14位、「板橋崖線(がいせん)」のパネル展記事が15位にランクイン。以降、中宿「ベジマル」のユニークなポップとアプリ配信を伝える記事(16位)、カナダ・バーリントン市の公式訪問団も参加した「板橋区民まつり」(17位)、「いたばしものがたり」による歴史イベント「近藤勇の最期」(18位)、板橋宿不動通り商店街で開かれた夏祭り「ラッピーフェスティバル」と「えんじゅく市」(19位)、西高島平「ブラウンオニオン」のうなぎメニュー発表(20位)がトップ20入りを果たした。
令和初となる年間ランキングにエントリーされた内容は、周年行事など歴史を感じられるものから、クラウドファンディングなどの新しい取り組みまで多岐にわたり、地域の持つ可能性を感じられる結果となった。2020年も、これまで以上に板橋のさまざまなニュースを広く発信していきたい。