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「いたプロ」7・14グリーンホール大会で「ハッピーでんきマン」デビュー

試合後、まるこ(左)・はやて(右)両選手とポーズを決める「ハッピーでんきマン」選手

試合後、まるこ(左)・はやて(右)両選手とポーズを決める「ハッピーでんきマン」選手

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 いたばしプロレスリング(以下、いたプロ)(板橋区前野町)によるグリーンホール大会が7月14日、板橋区立グリーンホール(板橋区栄町)で開かれ、全5試合とミニライブが行われた。

最強タッグトーナメント決勝戦は、ピカちゃん兄妹コンビが勝利した

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 大会開始を前に、クリスタルキングのムッシュ吉崎さんがスペシャルゲストとして登場。ミニライブで代表曲の「大都会」とアニメの主題歌にもなった「愛を取り戻せ!!」を披露し、満員札止めの会場を盛り上げた。

 今大会のセミファイナル、第4試合の6人タッグマッチでは、「まちづくり大山みらい」公認の「ハッピーでんきマン」選手がデビュー。まるこ選手・はやて選手とタッグを組んで、ディック東郷・中里哲也・夏すみれ選手チームと対戦した。

 「電気ですかー!電気があれば何でもできる」とどこかで聞いたことのあるせりふが入場時に流れると場内は笑いに包まれた。先発を買って試合に出たハッピーでんきマン選手は「ハッピーでんき!」の掛け声と手拍子による応援コールをあおるなど、観客を序盤から味方につけた。指をアンテナに見立てる説明を口にしてからサミング(目つぶし)攻撃を見せたり、防戦のさなかに辞世の句を詠(よ)み上げて相手を油断させたり、「エレクトロヴァイブレーション」と叫んでから相手の股間を足で踏みつけながら送電したりと、ヒーローにあるまじき荒業や口数の多いファイトで会場を沸かせ、最後はコーナーポスト最上段からの「ダイビングでんきヘッド」で中里選手を「感電」させピンフォールを奪取。デビュー戦を勝利で飾った。

 場内の出店ブースで観戦していた「まちづくり大山みらい」の臼田武志さんは、「一昨年から『大山ハッピーでんき』の電気事業をスタートし、事業のPRも兼ねてハッピーロードマンやダークと違ったコミカルキャラのヒーローを誕生させたいと、電球の形をした目にアンテナをモチーフにした触覚がついた仮面ライダーのようなマスクデザイン案を考えて、はやてさんに相談していた。バッファロー選手が担当してくれることになったのには驚いたが、キャラクターについて一緒に考えてもらった」と話す。

 今大会を前に、バッファロー選手がいたプロ所属(「鳥取だらずプロレス」と「MAKAI」を含む3団体所属)になることと、ハッピーでんきマンとしても試合出場することが発表されていた。大会当日は所属決定後の初戦として第1試合のシングルマッチに出場したバッファロー選手は、すずき心選手に胸を貸しながらも激しい攻めを見せて勝利した後、ハッピーでんきマンとして2試合目に臨んだ。

 大会終了後、バッファロー選手は「いたプロにはレギュラーのように出させてもらい、ずっと雰囲気の良さを感じていた。引っ越しに当たって埼玉や豊島区も考えたが、どうせならと板橋区を選んだ。結果として、はやてさんから声を掛けてもらい、所属することを決めた」と話す。「ハッピーでんきマンとしては、PRイベントに出ることで子どもたちが集まるような、商店街で必要とされる存在になれたらと思う。いたプロの中で、格好良さや強さとはまた違った独自のポジションを築いていきたい」とも。

 メインイベントの「いたプロヒーローズ最強タッグ決定トーナメント」決勝戦は、上板橋北口商店街公認のグレート・ピカちゃん選手とキューティー・ピカちゃん選手の兄妹コンビが、いたばし不動ッピー(板橋宿不動通り商店街公認)・トキワダイオー(常盤台1・2丁目町会公認)選手コンビを下してトーナメント優勝を決めた。

 いたプロの次回開催「板橋宿不動通り商店街大会」は7月28日、板橋三丁目縁宿広場で行う。入場無料。

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