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いたばしプロレス・まるこ選手、復帰戦勝利 最強タッグ戦も開幕

観客に復帰戦勝利の喜びを伝えるまるこ選手

観客に復帰戦勝利の喜びを伝えるまるこ選手

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 いたばしプロレスリング(以下、いたプロ)は2月17日、板橋区立グリーンホール(板橋区栄町)で2019年最初の自主興行を行った。

トキワダイオー選手は一瞬の丸め込みで逆転勝利を呼び込んだ

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 この日は、いたプロヒーローズ最強タッグ決定トーナメント開幕戦、まるこ選手の復帰戦を含む全5試合を行った。第1試合では、昨年行われた「いたプロヒーローズ最強決定トーナメント」で優勝したハッピーロードマン選手がハッピーロードマン・ダーク(以下ダーク)選手と「ハッピーロード大山商店街公認タッグ」を結成し、常盤台1・2丁目町会公認のトキワダイオー選手・板橋宿不動通り商店街公認・いたばし不動ッピー選手組と対戦。ダーク選手による再三の急所攻撃などで劣勢が続くトキワダイオー選手だったが、一瞬の隙をついてハッピーロードマン選手を丸め込んで3カウントを奪い、トーナメント決勝戦進出を決めた。トーナメントの開幕戦は、昨年のシングル戦トーナメント覇者がいきなりフォール負けを喫する波乱の幕開けとなった。

 まるこ選手は自らデザインした新コスチュームに身を包み、グレート・ピカちゃん・なかいたへそマスク・はやて選手とチームを組んで、中里哲也・バッファロー・マグニチュード岸和田・ディック東郷選手組とメインイベントの8人タッグマッチで激突。試合開始のゴング前、選手コールを受けるまるこ選手をディック東郷選手が強襲したのをきっかけに、試合冒頭から8人入り乱れての場外乱闘で試合が始まった。歴戦のベテラン男子選手を相手に防戦一方となるシーンもあったまるこ選手だったが、スピーディーな動きと持ち前の負けん気で奮闘し、味方の空中技・連携技にも助けられながら、最後ははやて選手との連携フォール技「連結式ラ・マヒストラル」を中里選手に決めて3カウントを奪ってみせた。

 昨年4月の右膝前十字靭帯再建手術による欠場から、リハビリやトレーニングを経て約10カ月ぶりの復帰戦。いたプロ所属後初めての試合でもあった戦いを終え、リング上ではやて選手からマイクを渡されたまるこ選手は開口一番、「復帰戦、勝ったぞー」と喜びを露わにした。

 大会終了後、まるこ選手は「序盤は緊張もあって体がこわばって動けなかった。後半は興奮して熱くなって、あっという間に終わってしまった。膝の痛みもなく、思っていたよりは動けたように思う」と話し、「再出発の場で、東郷選手を始め大先輩の人たちの胸を借りることができ、戦い終えて感謝の気持ちでいっぱい。いたプロに移籍しなかったら、こんな貴重な経験はできなかったし、イベントなどで商店街や地域の方々や子どもたちから温かい声を掛けてもらい、その声に応えて地域のためにこれからも恩返しをしていきたい」と意欲を見せる。

 はやて選手は「復帰戦を終えて、まるこは本当によくやったとほっとしている。今後も女子・男子に関係なく、いたプロに来たからには男の中に混ざって戦っても光る存在になってほしい。本人は大変だったと思うが、自分が経験してきた世界のプロレスを彼女に伝えていきたいし、メキシコに行ってルチャリブレもできるようにしてやりたい。もちろん、地域の支えがあってのいたプロ。地域のために、誰かのために役に立てるよう、感謝の気持ちを忘れずに人としてもレスラーとしても成長していってほしい」と、まるこ選手の今後の飛躍に期待を寄せる。

 いたばしプロレスリングの次回大会は3月2日、舟渡町会大会(入場無料)。いたプロヒーローズ最強タッグ決定トーナメントは5月3日のグリーンホール大会で行われる。

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