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板橋宿不動通りに「ストリートこたつ」 冬の朝市新名物へ

おとなりスタンド&ワークスの店先に設置した「ストリートこたつ」

おとなりスタンド&ワークスの店先に設置した「ストリートこたつ」

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 板橋宿不動通り商店街で11月17日、恒例の「朝市」が開かれ、「おとなりスタンド&ワークス(以下、おとなり)」の店先に「ストリートこたつ」が出現し話題となった。

道を挟んだ向かい側に書かれた「Photo Spot」の文字

 同商店街では毎月第3日曜、冬季は6時30分~8時ころ(夏季は6時~)に朝市を行っている。地域の商店などが商店街通りの旧中山道沿いに出店するほか、「もちつき」後のつきたてもち販売所にできる来場者の長い行列風景が名物となっている。この日は「いたばしプロレスリング」所属プロレスラーの中里哲也選手がもちつきに参加し、あんころもちやきなこもち、からみもちの販売に来場者の長い列ができた。

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 商店街の中ほどにあるカフェスタンド併設のコワーキングスペース「おとなりスタンド&ワークス」の店先に、ホットカーペットを敷いた上に折りたたみ椅子と掛け布団と天板で作った手作りの「ストリートこたつ」が設置され、朝市の出店で購入した食べ物やこたつ上に用意されたみかんを食べに来場者が代わる代わる立ち寄って利用した。道を挟んだ向かい側の路面には「Photo Spot(フォトスポット)」と落書きされ、「ストリートこたつ」で団らんする様子を撮影した動画や写真がアップされたフェイスブックやツイッターの投稿に、コメントやいいね、リツイートなど多数の反応があった。

 おとなり店主の永瀬賢三さんによれば「ストリートこたつ」は本来、筋向かいの縁宿広場で開かれる「朝ごはん会場」に設置される予定だったという。「朝ごはん会場」は、朝市の出店で買った商品を広場常設のベンチなどに腰を下ろして食事する来場者の姿が度々あったことから、大東文化大学の学生と出店している「中野製菓」の中野万博さんが「広場に食事ができるスペースを作ったら」と提案し、広場に隣接する地域エネルギー会社「めぐるでんき」が商店街から特設テントを借り受け、テーブルなどを用意して今年9月の朝市から「朝ごはん会場」の設置・運営を行っていた。

 めぐるでんきの藤井克昌さんは、今回の朝市から太陽光や風力・水力発電由来の電力提供を手掛ける店舗から電気を取った「自然エネルギー電源のコタツ」登場を予告し、当日も朝早くからオープン準備を進めていたという。「商店街イベントに協力できたらと『朝ごはん会場』を始め、今回からめぐるでんきらしい取り組みもと考えていた。それが、広場が午前中から錦鯉の品評会会場として使われることを知って会場設置をあきらめかけたが、永瀬さんから屋台を普段出しているおとなりの店先スペースを使ったらと声を掛けてもらい、店の前にこたつを急きょ設置して臨時の『朝ごはん会場』をオープンした」と藤井さん。おとなりの店舗はめぐるでんきと契約して電気の供給を受けているため、結果として予告通り「自然エネルギー電源のコタツ」を設置することができたという。

 永瀬さんは「おとなりの利用者も面白がってくれて、フェイスブックなどの投稿に想像以上の反響があった。次回は縁宿広場に設置する『朝ごはん会場』のこたつとは別に、おとなりの軒先でも『ストリートこたつ』ができたらと藤井さんやサポートメンバーと話している。好評であれば店先を貸してくれるところを募集して、道筋に複数のこたつを設置して冬の朝市名物にするのも面白そうだ」と話す。

 次回の朝市は12月15日。開催時間は6時30分~9時。

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