イオン板橋ショッピングセンター(板橋区徳丸2)5階特設会場で3月6日、区内の小・中学生が「平和と戦争」をテーマに描いた絵画・ポスターなどを展示する「平和展」が始まった。
映画館やレストラン街が並び閉店まで人通りが絶えない同店5階の特設会場に展示された小・中学生の作品は全30点。地球の上で子どもたちが手を取り合っている様子や、さまざまな国や人種の人々が笑顔で肩を組んでいるもの、平和の象徴であるハトや平和祈念像を描いたものなど、子どもたちがイメージした「平和」の情景が思い思いに描写されている。作品にはそれぞれ「平和は幸せのカギ」「平和は歩いて来ないよ 自分が作るんだ!」など、描いた子どもたちが考えた平和の大切さを呼び掛けるメッセージが添えられている。
併せて、板橋区立郷土資料館による「東京大空襲関係資料」も展示。会場を訪れていた70代男性は写真資料を眺め、「東京大空襲があった1945年当時は小学生だった。このような写真を見ると当時の暮らしを思い出す。展示を通して、若い世代の方も平和について考えてもらえれば」と話した。
東京都では3月10日を「東京都平和の日」と定め、平和の日記念式典を毎年実施している。同展は、「東京都平和の日」を前に平和の尊さを訴えていこうと、板橋区の平和都市宣言記念事業の一環で毎年この時期に開いている。
開場時間は11時~22時。今月12日まで。