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板橋・蓮根の植村冒険館で「クール!ザ・冒険館」イベント 「南極」疑似体験も

昭和基地の観測隊員が使っている本物の防寒服を着ることができる記念撮影コーナー

昭和基地の観測隊員が使っている本物の防寒服を着ることができる記念撮影コーナー

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 「植村冒険館」(板橋区蓮根2)で、8月1日、南極の観測隊員の疑似体験ができるイベント「クール!ザ・冒険館」が始まった。

南極の氷と網走の氷の違いを観察

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 1956(昭和31)年に始まり、以来50年間以上行われている日本の南極観測にスポットを当てた同イベント。

 犬ぞりでの南極点到達を夢見ていた冒険家の植村直己さんを顕彰して設立された同館で、植村さんとゆかりの深い、南極大陸・昭和基地での南極観測隊の活動を疑似体験することで、南極を肌で感じてもらい、子どもたちに、困難に負けない強い気持ちを持つことの大切さを知ってもらおうと企画した。

 冒険館の特設スペースでは現在、3つのイベントコーナーを展開している。

 会場入り口近くの「南極の氷+網走の氷でクール!」では、南極観測隊が持ち帰った本物の「南極の氷」を展示。網走の流氷も用意し、大陸の氷と海の上の氷の違いを観察できる。来場した子どもたちは、氷に触れて感触を確かめたり、氷の中に閉じ込められた空気がプチプチと涼しげな音をたててはじける様子などを楽しんでいた。

 ブリザードの風速測定体験ができる「ミニ・ブリザードでクール!」では、ブリザードを再現する2台の大型扇風機で吹雪を再現した強風を受けながら、越冬隊員の重要な任務である風速計測に挑戦できる。

 このほか、昭和基地の観測隊員が使っている本物の防寒服を着て、昭和基地の写真の前で記念撮影ができる「昭和基地がクール!」では、南極昭和基地を紹介するDVDの上映なども行っている。

 来場した子どもたちは「南極の氷を初めて触った。普段見るものとは見た目も違い驚いた」「外はすごく暑いけれど、強い風を受けると寒かった」などと話していた。

 開催時間は10時~17時。参加無料。8月2日まで。

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