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ごみ拾いとコーヒーで緩くつながる「CCC大山」 板橋でも始まる

大人と子ども合わせて20人以上が参加した

大人と子ども合わせて20人以上が参加した

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 ごみ拾いとコーヒーを通して地域で緩いつながりを作る活動「CCC大山」が10月20日、「自家焙煎(ばいせん)珈琲挽き売り店ふろんてぃあ」(板橋区大山町)を拠点に初めて行われた。

ごみを拾いながら自然と会話が生まれる

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 CCCは「Cleanup and Coffee Club」の略で、地域のごみ拾いとその後のコーヒータイムを通して、地域で友達を作ること、地域で活動する人を応援するのが目的。2022年に豊島区で始まり、今では全国50カ所以上で行われている。CCC大山を主催する大塚かんなさんは、CCCという活動を知って他所で参加し、これなら板橋でもできそうだと感じて今回の開催を決めた。「ごみ拾いをしてコーヒーを飲んで、地域で緩いつながりを持ってほしい」と話す。

 9時に集まった参加者は、名前や居住地、好きな食べ物などを交えて軽く自己紹介。区内外から子どもを含め20人以上が集まった。4つのグループに分かれて周辺のごみ拾いを20~30分ほどかけて実施。会場で初めて出会った人が多かったが、ごみを拾いながら談笑する様子や、「こんなの見つけた」「僕のパパがごみを見つけたよ」などの声が聞かれた。

 ごみ拾いの後はコーヒータイム。同店が用意した2種類のコーヒーを、それぞれ持参したマグカップで味わった。子どもにはジュースを提供。コーヒーを飲みながら、自身の活動や店などアピールしたいことがある人の発表時間を設け、その後は自由に会話を楽しんだ。

 子ども2人と参加した都筑博和さんは、同店に来た際にオーナーの佐藤さんに声をかけられたのが参加のきっかけ。「ほかにも子どもがいたので安心した。子どもも楽しそうにやっていたので良かった」と言う。豊島区から参加した佐藤太一さんは「前に巣鴨のCCCに参加して楽しかったので参加した。いろいろな人に出会えて、いろいろな話を聞けるのがCCCの魅力」と話す。

 大塚さんは「思ったよりもたくさんの人がきてくれて良かった。全体的に温かい雰囲気で、『普段人見知りの子どもがすんなり輪に入っていけたのがとてもうれしかった。次回も参加する』という感想も聞けたのでうれしい。細々とでも長く続けていきたい」と振り返る。

 悪天候を除き、毎月1回、第3土曜日の開催を基本とする。次回は11月23日の9時~10時30分を予定。

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