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ときわ台天祖神社で祭礼 上板橋第一中生徒によるSDGsのアイデアも

模擬店の間を通る江戸消防記念会とみこし

模擬店の間を通る江戸消防記念会とみこし

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 ときわ台天祖神社(板橋区南常盤台2)で9月21日・22日、祭礼が行われた。

配布されたごみの持ち帰り袋と、協賛用のアクリルホルダー

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 同神社は川越街道の宿場を含め、上板橋村全域を氏子範囲とし、1873(明治6)年に神明社から現在の「天祖神社」に改称したとされている。

 22日16時からは、町会みこしによる連合渡御が行われた。氏子範囲から東山町、南常盤台1丁目、南常盤台2丁目、常盤台1・2丁目、上板橋第一中学校のみこしが連なった。

 高島流砲術を継承する「西洋流火術鉄砲隊保存会」による砲術演武でみこし渡御が始まり、町中に響く号砲には見物客から大きな歓声が上がった。その後、「江戸消防記念会」による木やりが「御城内(頭)」「真鶴」「手古(てこ)」の順に披露され、模擬店の間を抜けるように各みこしが同社へ向かった。

 神社周辺では淑徳大学の学生により緑色のごみ袋を配布した。これは2019年に始まったグリーン活動「#きらっとプロジェクト」を発端としたもの。宮司の小林美香さんは「上板橋第一中学校の職場体験学習の生徒により、祭り場でごみ袋を無料で配布して、ごみを持ち帰ってもらう、というSDGsのアイデアが生まれた」と振り返る。

 1万枚のごみの持ち帰り袋製作資金は、祭礼ポスターをプリントしたアクリルホルダーなどで協賛金を募り集めたという。「子どもから大人まで地域で協力し合い、祭りを続けることができて感謝している」と小林さん。

 祭礼に参加した常盤台1丁目在住の小学生児童は「店がたくさん出ていて楽しかった。ごみ袋をもらえたので、食べ終わった時にごみ箱を探さずに済んで良かった」と話していた。

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