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いたばし花火大会、8月3日開催へ 規模縮小、検証を踏まえた安全対策で

今年の「いたばし花火大会」開催を発表する坂本健板橋区長

今年の「いたばし花火大会」開催を発表する坂本健板橋区長

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 「第65回 いたばし花火大会」が、今年は8月3日に開催される。板橋区が5月27日、発表した。

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 4年ぶりの開催となった昨年8月の同大会終盤、フィナーレを前にした全長約700メートルにわたる恒例の仕掛け花火「大ナイアガラの滝」からの火の粉で特設会場付近の下草が燃え始め、最終的には約2,000平方メートルが延焼する火災事故が発生。現場検証や関係機関からの収集した情報を元に検証会議を重ね、大会終了1か月後の9月、55ページに及ぶ「延焼事故報告書」を区の公式ホームページやSNSで公表した。

 今大会開催に当たり、坂本健(たけし)板橋区長は「前回大会での反省を生かし、来場者が安心して楽しむことができるよう徹底した安全対策を講じる」とし、「大ナイアガラ滝」の全長を従来の半分以下となる300メートルに縮小したうえ、当日の気温や地面の乾燥状態などの状況によっては「ナイアガラだけ中止することも検討する」と話す。

 今年は10月12日に荒川放水路の通水100周年を迎えることから、板橋区を含む荒川下流部の沿川自治体2市7区と、東京都、埼玉県、並びに国土交通省荒川下流河川事務所による「荒川放水路通水100周年記念事業」の一環として行われる。同時開催する対岸の「戸田橋花火大会」と合わせて100周年記念事業にちなんだ「大玉100連発」を打ち上げるほか、花火師10人それぞれが手がけた「芸術玉」や、上空400メートルに直径360メートルに及ぶ恒例の「尺五寸玉」、ポケットモンスターをモチーフにした「超巨大モンスターボール花火」を含め、大会史上最多の打ち上げ数となる1万5,000発の花火を打ち上げるという。

 有料指定席は6月8日10時、区内先行販売を始める。定員1人の席種は、プライムシート=6,000円、陸上競技場椅子席=5,500円、S席=5,000円、A席=4,500円。定員4人の席種は、ボックス席=1万8,000円、陸上競技場丸テーブル席=3万2,000円。定員8人の席種も用意する。

 チケット購入は、板橋区役所本庁舎1階の特設窓口で8日・9日の10時~17時、本庁舎隣接の情報処理センター6階「板橋区観光協会」窓口で平日9時~17時、区内セブン-イレブンでは8日~マルチコピーでチケットぴあによる先行販売を24時間受け付けるほか、「いたばし花火大会」公式ホームページでも購入申し込みを受け付ける。先行販売は6月14日まで。一般販売は6月15日10時~、チケットぴあホームページで受け付ける。一度に購入できるのは1席種のみで、売り切れ次第販売を終了する。

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