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モスが産官学連携「金沢カレーカツバーガー」 板橋区と北陸3県で限定販売

産官学連携の3者による記念撮影には「りんりんちゃん」「リルモス」も

産官学連携の3者による記念撮影には「りんりんちゃん」「リルモス」も

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 板橋区、モスフードサービス(品川区)、日本薬科大学(埼玉県伊奈町)の3者による産官学コラボレーションにより開発した新商品「金沢カレーカツバーガー」の発表会が10月16日、板橋区役所で開催された。

あいさつをするの坂本健板橋区長

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 出席者は、坂本健板橋区長、モスフードサービス執行役員・社長室長の金田泰明さん、日本薬科大学の都築稔学長。

 板橋区が成増を創業の地とする同社と2023年5月に「地域活性化等に関する包括連携協定」を結んでいることから、坂本区長は「友好交流都市協定を結ぶ金沢市に対し、能登の震災復興支援のために何かできればと考え、モスフードサービスに相談した」と商品開発のきっかけを明かした。「各自治体との連携や商品開発の実績がある日本薬科大学にも協力してもらった」とも。

 金田さんは「販売は板橋区内と北陸3県の計34店舗の限られた範囲だが、少しでも復興の機運を高めていけたら」と話した。

 同大は大東文化第一高校(高島平1)と連携協定を結び、高大連携事業を行っている。2023年12月に「KEIRINグランプリ2023 立川限定バーガー TERIYAKI」を販売した際は、コーディネーターとして同社と連携した実績がある。

 同商品でも、味や販促について学生から意見を取り入れた。2週間かけて熟成させた北米産の豚肉を使ったカツに、濃厚なカレーソースと付け合わせのキャベツを添え、人気の「金沢カレー」をモス流にアレンジした商品に仕上げた。カレーソースには石川県内で育てられた「能登豚」を使う。

 会見後に試食した坂本区長は「シャキシャキのキャベツ、柔らかいカツとソースがうまく調和している」と感想を伝え、「もうちょっと食べてみてから」と再びバーガーを張った。同じく試食を行った都築さんは「商品が机に届いた瞬間から、濃厚なカレーの香りがした」と称賛した。

 同商品は販売1個あたり20円を、日本赤十字社経由で「令和6年能登半島地震災害義援金」「令和6年9月能登半島大雨災害義援金」として寄付する。

 価格は490円。販売期間は10月17日~10月31日で、数量限定(なくなり次第終了)。販売店舗は板橋区内の全10店舗、北陸3県(富山県、石川県、福井県)の全24店舗の計34店舗。10月20日開催の「板橋区民まつり」のオープニングイベントで、産官学の取り組みと同商品を紹介する予定。

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