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芥川製菓板橋工場で恒例「チョコレートアウトレット」 初日は行列も

芥川製菓のロングセラー商品「ピュアミルクチョコレート」

芥川製菓のロングセラー商品「ピュアミルクチョコレート」

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 老舗のチョコレート専業メーカー「芥川製菓」が3月6日・7日の2日間、板橋工場(板橋区高島平9)敷地内の特設会場で「チョコレートアウトレット」を開催する。

板橋工場アウトレットセール店長・野村浩正さん(左)

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 同社は1886(明治19)年創業。現社長の曽祖父である芥川鉄三郎さんが東京・神田で製菓業を始め、1891(明治24)年に「芥川松風堂」の屋号で銀座1丁目に店舗を開設。1896(明治29)年に日本で初めてドロップ飴(あめ)の製造を始めたことでも知られている。1969(昭和44)年に「芥川製菓」として株式会社となり、1975(昭和50)年に板橋工場を開設した。同社が日本で3番目のチョコレート製造を始めた1914(大正3)年から、今年110周年を迎える。

 同社の「チョコレートアウトレット」は地元住民だけでなく、区外からもファンが足を運ぶ恒例の人気イベント。毎年バレンタインデーやホワイトデーなどの商戦シーズンが過ぎた後、売れ残った在庫品を池袋の直販店や工場近隣などで特価販売する。在庫となった原料や製品は品質的には問題ないが催事時期を過ぎると一般市場で販売できないことから、同社はフードロス対策と地域への還元企画を兼ねて、2002(平成14)年ごろから20年以上、同イベントを毎年行っている。

 簡易包装するなどコストを抑え、OEM提供する有名ホテルの高級菓子やアミューズメント施設向け商品など、業務用・卸売り用の各種商品を特別価格で販売するとあり、初日は販売開始1時間前から行列ができる光景が名物となっている。

 開催時間は9時30分~15時(売り切れ次第終了)。

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