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「いたばし花火大会」開催中止に 2年連続、苦渋の選択

開催中止を伝える「いたばし花火大会」公式サイト

開催中止を伝える「いたばし花火大会」公式サイト

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 板橋区観光協会は7月、「第62回いたばし花火大会」の開催の中止を発表した。

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 今年3月、11月6日を開催候補日に同大会実施の計画を発表していたが、新型コロナウイルス感染症の感染の収束の兆しが見えないこと、日本全国からの来場者やイベント従事者の安全・安心を確保することが困難であることを挙げ、開催中止を正式に決定した。

 「いたばし花火大会」は1950(昭和25)年に東京都板橋区と埼玉県戸田町(当時)との間で境界変更が行われたことを記念し、戸田町主催・板橋区後援で翌年8月18日に「戸田橋花火大会」として初開催されたのが始まり。1952(昭和27)年から戸田町と板橋区の共催イベントとなり、区内外から多くの来場者が集まる例年8月恒例の板橋区におけるビッグイベントとして親しまれてきた。

 昨年は2020年東京オリンピック・パラリンピックを想定して5月23日の前倒し開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から大会中止を発表。1965(昭和40)年から1972(昭和52)年まで8年間、「都営地下鉄6号線」(現・三田線)工事による交通事情の影響を考慮して開催を休止して以来、約50年ぶりの開催中止だった。

 同協会は「多くの皆さまに安心して楽しんでいただける、より良い大会となるよう、関係機関と実施方法等について状況を見定めながら検討をしてきた。2年連続の中止となったことは誠に残念であり、苦渋の決断だった」と話す。

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