板橋経済新聞の2020年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、印刷会社「恒信(こうしん)印刷」(板橋区板橋2)が今年2月に在庫紙の無償提供を呼び掛けていることを伝える記事だった。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPV数を集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 「タダで紙をもらってください」 板橋の印刷会社が在庫の置き場に困り呼び掛け(2/28)
2. 芥川製菓・板橋工場でチョコレートアウトレットセール 工場開設40周年(2/17)
3. 板橋区が新型コロナ検査・医療体制強化 PCRセンターを近日開設へ(4/29)
4. 自宅でも板橋の天然温泉を 休館中の「さやの湯処」が源泉販売など(5/7)
5. 板橋区のNPOが店舗にマスクを無料設置 思いやりあるまちづくりを手助け(3/3)
6. 成増に肉まん専門店「髙野」2号店 連日完売続きの人気ぶり(2/22)
7. 板橋本町「長寿庵」に漫画家・清野とおるさん来店 雑誌連載で「縁切榎」(3/6)
8. 米の買い占め現象に板橋の米店からメッセージ 「米はたくさんありますよ」(3/27)
9. 腹話術師いっこく堂さんが「板橋区の町名わかるかな?」動画配信(5/15)
10. 板橋区が「板橋区景観賞」創設 受賞物件を発表、パネル展示も(2/18)
1位記事は、同人誌専門印刷所「コーシン出版」として知られる「恒信印刷」が、本社や倉庫・工場のスペースを占拠する大量の在庫紙処分に困り、ツイッターやフェイスブックで紙の無償提供を呼び掛けていることを伝えたもの。同社社長の吉田和彦さんによると、整理券を配るなどしながら対応したものの、あまりの反響に紙の配布を一時ストップするも、現在は同社サイトから問い合わせをした人にのみ配布再開の予定などについてメールで対応しているという。
2位は、今年で板橋工場開設40周年を迎えた芥川製菓チョコレートアウトレットの話題。注目度が高く、毎年ランキング上位に登場するイベントの一つで、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の懸念が広がり始めた中、対策を講じて開催された。上半期は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止や開催延期となったイベントが多く、区恒例イベントの「板橋CITYマラソン」「いたばし花火大会」も中止となった。
一方、4位の「さやの湯処」源泉販売、マスク提供やフェイスシールド寄贈の話題など、厳しい状況下での民間・自治体による新しい動きや慈善活動などを伝える話題も多く、板橋区内での前向きな取り組みを伝える記事に反響があった。
9位のいっこく堂さんによる「板橋の町名わかるかな」の動画配信のほか、ランキング圏外でも20位以内に「いたばし花火大会」の特別番組や板橋駅周辺の歴史講演をYouTubeで生配信した話題などがあった。
激動の2020年も折り返し、板橋経済新聞では今後も地域の楽しい話題を届けていきたい。