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板橋区出身の直木賞作家、島本理生さん原作の「Red」が映画化

主人公・村主塔子役を夏帆さん、元恋人の鞍田秋彦役を妻夫木聡さんが演じる ©『Red』製作委員会

主人公・村主塔子役を夏帆さん、元恋人の鞍田秋彦役を妻夫木聡さんが演じる ©『Red』製作委員会

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 直木賞作家・島本理生さんが原作を手掛ける映画「Red」が2月21日、全国公開する。

中央公論新社刊「Red」書影

 板橋区出身の島本さんは高校在学中の2001(平成13)年、「シルエット」が第44回群像新人文学賞優秀作に選ばれ作家デビュー。翌年発表した「リトル・バイ・リトル」が第128回芥川龍之介賞候補となり、受賞は逃したが2003(平成15)年第25回野間文芸新人賞を受けた。2005(平成17)年に第18回山本周五郎賞候補となった「ナラタージュ」は、「この恋愛小説がすごい! 2006年版」第1位、「本の雑誌が選ぶ上半期ベスト10」第1位に選ばれ、2017(平成29)年は行定勲監督作品として映画化され累計70万部を超える売り上げを記録した。このほか、島本さんの著作は川端康成文学賞や芥川賞などで度々ノミネートされ、2018(平成30)年7月に「ファーストラヴ」で第159回直木三十五賞を受けた。

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 「Red」は、2014(平成26)年に第21回島清恋愛文学賞受賞作で、倫理を越えた描写と衝撃的な内容で刊行当初「問題作」と賛否両論を巻き起こし、現在累計20万部のベストセラーとなった小説。「幼な子われらに生まれ」(2017年)で第41回モントリオール世界映画祭コンペティション部門審査員特別大賞などの受賞歴を持つ三島有紀子監督がメガホンを取り、夏帆さんと妻夫木聡さんが主演、柄本佑さん、間宮祥太朗さんらが脇を固める。夏帆さんと妻夫木聡さんは同作が初共演。昨年10月に公開された予告編で披露された濃厚なラブシーンなどがネット上で話題を集めている。

 島本さんは「本作の『Red』は小説と映画でラストが異なる。原作者として最も素晴らしいと感じたのは、その点だった。私自身が小説を書き終えたときに、人によってはまったく違うラストを描いただろうという思いがあった。それはいかに女性の生き方というものに正解がないか、という実感でもあった。誰のものでもない『私』をどう生きていくかが、この『Red』という作品の本当のテーマだった。映画では、その主題が美しい映像と共により鮮烈に映し出されていたことに、深く感銘を受けた」と話す。

 上映時間は123分。R15指定。