「ワールド女子プロレス・ディアナ(以下、「ディアナ」)」所属のSareee(サリー)選手が1月22日、プロレス情報誌「週刊プロレス(以下、「週プロ」)」の同日発売号掲載「プロレスグランプリ2019」において「女子プロレス」部門グランプリを受賞した。
Sareee選手は板橋区大山出身の女子プロレスラーで現在23歳。2011年4月に行われた井上京子選手率いる「ディアナ」の旗揚げ戦で、センダイガールズプロレスリング代表・里村明衣子選手とのシングルマッチでデビュー。同団体の生え抜き選手の一人として活躍し、同団体のWWWD世界シングル王座を2度、世界タッグ王座を1度したほか、JWP認定ジュニア王座やPOP王座、センダイガールズワールドシングルチャンピオンシップなど多団体でも実力を発揮している。ハッピーロード大山商店街(板橋区大山町)の映像配信番組「ハッピーロードTV」にも何度も出演し、昨年は3月に板橋区立グリーンホールで「デビュー8周年&地元凱旋」興行、12月には新宿FACEで「Sareee自主興行~Sareee’s special night~」などを行っている。
「プロレスグランプリ」は毎年行われる同誌の恒例企画で、「週プロ」誌に付いた投票はがきとモバイル版サイト「週刊プロレスmobile」内の特設ページから応募を受け付けている。今回は2018(平成30)年12月13日~2019年12月31日の期間中に国内で行われた各興行の中から読者・サイトユーザー投票を行い、「プロレスグランプリ」を始め各部門の受賞・上位の結果発表を1月22日発売号の誌面とモバイル版サイトに掲載した。
Sareee選手は「女子プロレス部門」で最多得票937票を獲得。同部門2019年度のグランプリに輝いたほか、男子レスラーを含む「ベストマッチ」部門で昨年6月8日開催のセンダイガールズ新潟大会で行われた「Sareee選手VS橋本千紘選手」のシングルマッチが第7位にランクインして高い評価を得た。Sareee選手は受賞トロフィーを抱えた画像と共に、ファンや投票者への感謝の言葉と「この最高な勲章を胸にこれからも精一杯努力します」と結んだメッセージをツイッターアカウントなどで発信している。
Sareee選手は1月4日、横浜・ラジアントホール大会のリング上で2月29日をもって「ディアナ」団体を離れ、活動拠点を海外に移すことを正式発表。後日「ディアナ」のウェブサイトに、「一旦、日本のリングから離れるが、新たな挑戦を今後も見守り続けてほしい。2月までは多くの試合に出場するので、会場に足を運んでほしい」といった本人からのメッセージを掲載している。
現在、ASUKA(アスカ)選手やカイリ・セイン選手、紫雷(しらい)イオ選手、里歩選手、志田光選手、坂崎ユカ選手、坂井澄江選手など、アメリカマットを中心に海外で活躍する女子プロレスラーも増えつつあり、海外のプロレスファンからの評価も高い。Sareee選手の動向には、国内外のプロレスファンから注視が集まっている。
Sareee選手は2月、2日・16日・24日にディアナ道場「25”D”スタジオ」(川崎市川崎区)で行われる「ディアナ」のホームマッチや、2月9日・22日に新木場「1stRING」(東京都江東区)で行われる「新木場大会」に出場するほか、他団体興行へも参戦する。