板橋区役所近くの商店街にある青果店「フレッシュランド ベジマル」仲宿店が2月、系列グループのスマホアプリ「フレッシュランド」内で情報発信を始める。
店内商品のポップに書かれたメッセージが「個性的過ぎる」と、ネットや近隣住民の間で話題となっている同店。
中には連日のように店に足を運び、ツイッターなどでポップの新作報告を投稿するファンもあり、「発想が斜め上で面白い」「どんな人が作成しているのか気になる」といった声が寄せられている。
話題のポップを手掛ける店長の伊藤慶さんによると、同店はもともとフレッシュランド系列の異なる店名で2000年12月から青果販売を始め、2015年ごろ店舗リニューアルの際に店名を「ベジマル」に変えたという。
仲宿店など系列店舗にまたがって青果販売を担当してきたという伊藤店長は「フレッシュランドの系列店は店長の裁量が大きく、ポップなどの広告は店ごとに任されている。同じようにポップを書いてきたが、話題になっているという話は今回が初めて。これまで特に突っ込まれることもなく、少し寂しく感じていた」と話す。
店内で最近スマホ撮影している人がいることには気付いていたといい、「昨年12月から専任として仲宿店に戻ってきたばかり。系列店の中で、仲宿店は特に来店客が多いと聞いている。フレッシュランドのアプリで2月からタイムセール情報などを自分で配信することになったので、ポップだけでなく、アプリでも店に足を運んでもらうきっかけづくりができたら」と意気込む。
フレッシュランドは「光丸(みつまる)」(板橋区板橋4)が運営する青果店グループの名称で、昨年末に開設したスマホアプリには「ベジマル」を含む都内17店舗の情報を掲載している。「ベジマル」は現在、板橋区内3店舗(仲宿・大山・板橋)のほか、滝野川(北区)、巣鴨(豊島区)の計5店舗を展開している。