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「板橋3丁目食堂」が年内で営業終了 2月に街づくりの新拠点オープンへ

「8年間ありがとう」と書かれた店内のメニューボード

「8年間ありがとう」と書かれた店内のメニューボード

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 ダッチオーブン料理専門店「板橋3丁目食堂」(板橋区板橋3)が12月30日、営業を終了する。

新拠点となる元牛乳店の空き物件内で行われた「まちづくり」イベントの様子

 2010年12月、中山道に面した大通りの一角にオープンし今年で8周年目を迎えた同店。店主の永瀬賢三さんは、老舗レストランや飲食店運営会社で街づくり事業も手掛けた経験を生かして独立。生まれ育った板橋で、自然派ワインとダッチオーブンを使った料理を中心に提供する同店を立ち上げた。

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 同店経営の傍ら、永瀬さんは2013年に街づくり事業を手掛ける法人「ジロッカ」を設立。1910(明治43)年創業で老舗商店街のシンボルの一つだった銭湯「花の湯」が2017年3月末に閉業・取り壊されることに強いショックを受け、街づくり事業への取り組みに拍車が掛かったという。

 ほかにも、再生エネルギー事業と地域振興に乗り出す先を探していた「めぐるでんき」と縁があってつながり、商店街に誘致。テナントスペースの共同運営者として、同社の一角にアートギャラリーを兼ねたコミュニティースペース「クリエーションスペース en∞juku(エンジュク)」を立ち上げたほか、板橋宿不動通り商店街振興組合の理事となって行政との連携イベントや、街づくりに関するさまざまなイベントに携わってきた。

 「かつて、朝市や縁日の度に多くの人であふれた商店街のにぎわいを取り戻したい。次にチャレンジしたいことが明確になったことと、3丁目食堂や街づくり活動を通じて知り合った仲間が増えたこともあって、新たな展開に向けて一度店を小さくたたむことに決めた。3丁目食堂は子どもが大きくなってから再開しようかとも考えている」と永瀬さん。

 「今後も朝市や縁日の再興に向けて、シャッター街や空き店舗の利活用など、民間主導の街づくり企画をサポートしたい。新たに設立する街づくり会社を運営母体に、コワーキングスペースとスタンドカフェを併設した新店舗を商店街の中ほどにオープンする。板橋宿エリアを始めとする地域の活性化やリブランディングを手掛けて、身近な地域をより良くしていく活動を今後も続けたい」と意気込む。

 新店舗のオープンは2019年2月の1週目を予定している。