湖池屋(本社=板橋区成増5)は1月29日、平成最終日の2019(平成31)年4月30日を賞味期限とする「平成最後のポテトチップス 濃いめのり塩」(165円)のローソン限定販売を始めた。
パッケージの表側には「平成31年4月30日」の賞味期限が大きく表示され、「バブル経済」「IT革命」「リーマンショック」「ゆとり教育」などの平成を象徴するキーワードが多数記載された特別仕様。裏側には「平成の思い出パッケージ」として、平成元年からの「湖池屋ポテトチップス のり塩」11種のパッケージデザイン一覧を記載する。
湖池屋はおつまみ菓子の製造販売会社として1953(昭和28)年創業。飲食店で出会ったポテトチップスに感動した創業者の故・小池和夫さんが、日本人になじみのある味にしようと独自に研究を重ね、1962(昭和37)年に「湖池屋ポテトチップス のり塩」を発売。1964(昭和39)年に板橋区成増に移転した後、1967(昭和42)年に日本で初めてポテトチップスの量産化に成功したという。
広報の小幡和哉さんは「平成の時代において、当社ポテトチップスの定番として親しまれた『湖池屋ポテトチップス のり塩』を基本として、いろいろな意味において『濃い』時代だった平成に思いを寄せて開発した。残りわずかとなった『濃~い』平成という時代と、これから迎える『濃~い』未来に思いをはせながら、友人や家族や職場の同僚と楽しく食べてもらえたら」と話す。
同商品1箱(12袋入り)が抽選で31人に当たる発売記念のツイッターキャンペーンを販売初日の29日から展開する。湖池屋公式のツイッターアカウント(@koikeya_cp)をフォローし、該当の投稿をリツイートすることで応募が完了する。2月4日締め切り。
ツイッター上には、「販売初日だからか1軒目は見当たらず、2軒目でようやくゲット」「食べる用と鑑賞用に2袋購入した」といった購入報告や、「結婚式の引き出物に使いたい。平成最後に入籍します」(以上、原文ママ)などのツイートが見受けられた。
全国のローソン店舗(「ローソンストア100」を除く)で販売。数量限定で、在庫がなくなり次第販売終了。