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板橋で中学生による「平和の灯」パレードと体験発表 「この世界の片隅に」上映も

中学生長崎平和の旅で訪れた長崎原爆資料館

中学生長崎平和の旅で訪れた長崎原爆資料館

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 板橋区は11月2日、区立文化会館(板橋区大山東町)周辺と大ホールで恒例の「板橋平和のつどい」を開き、「板橋区平和の灯」パレードと「中学生平和の旅」体験発表を含む式典、映画「この世界の片隅に」の上映会を行う。

昨年の「中学生平和の旅」体験発表の様子

 板橋区平和都市宣言記念事業の一環で毎年11月に行われる同イベント。今年8月に実施した広島・長崎での「中学生平和の旅」に参加した区内中学生らが、板橋区役所庁舎の灯火台から採火した「板橋平和の灯」をともしたランタンを手に隊列を組み、庁舎から区立文化会館までの道筋をパレード。その後、大ホールに場所を移して式典を開き、「平和都市宣言」の朗読や、グループごとに「平和の旅」の体験発表を行う。併せて会場内では、区内小・中学生による「平和絵画・原爆展」優秀作品を展示する。

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 「中学生平和の旅」は、戦後50年に当たる1995年から「中学生広島平和の旅」を、2011年から「中学生長崎平和の旅」を事業として展開。今年も8月に区立中学校22校から広島と長崎にそれぞれ1人ずつ、計44人の中学生代表が被爆地や現地の資料館を訪れ、平和祈念式典に参加するなどして感想文集を作成する取り組みを行っている。

 式典終了後の映画上映会では、第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前向きに生きようとするヒロイン・すずと、彼女を取り巻く人々の日常を描いた片渕須直監督作品のアニメ映画「この世界の片隅に」を上映する。同作は、こうの史代さんによる原作漫画の人気と、クラウドファンディングで映画制作資金を調達した話題も後押しとなり、2016年11月の劇場封切り以降、爆発的な口コミとともに大ヒットを記録して上映館を増やし、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞など数々の賞を受賞。世界34カ国でも劇場公開された。今年12月には、新たなシーンを追加した「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の劇場公開を控えている。

 開催時間は、「板橋平和の灯」パレード=16時~、「板橋平和のつどい」式典と映画上映会=17時~20時30分ごろ。参加無料。往復はがきによる事前応募制(10月11日必着)。定員は抽選で1200人。