板橋区立教育科学館(板橋区常盤台4)開館30周年記念の企画展「比べる!恐竜!大研究!!」が、連日大勢の親子連れでにぎわっている。
「うごく恐竜ぬりえ」(写真)や、「ドラえもん」のプラネタリウム番組も
夏休み期間中とあって、親子連れを中心に多くの来場者でにぎわっている同展。1階展示コーナーには、化石発掘体験や恐竜の大きさを体感できる骨格図の展示、「トリケラトプス」の実物大の頭骨や、実際に触れる実物の化石も複数並ぶ。中でも、赤外線センサーで人を感知するとうなり声を上げて目と口を動かしながら頭を揺らしたり、大きな音と共に口にくわえた骨をかみ砕く動きを見せたりする巨大な「ティラノサウルス」の頭部は人目を引き、展示の前に集まった子どもたちから驚きや興奮の声が上がった。
そのほか館内では、自分たちで色をぬった恐竜の絵がCGになって映像内を動き回る「うごく恐竜ぬりえ」や、週替わりで缶バッジや鉱物標本やストラップなどを創作できる「100円ワークショップ」や「夏休み自由研フェスタ」(各400円~600円)などのイベントを実施する。
常設のプラネタリウムでは、夏のプラネタリウム特別番組「ドラえもん 宇宙ふしぎ大探検3~地球のふしぎ~」(大人=350円・2歳~高校生=120円)を11時30分~と13時30分~の2回上映。低年齢の子どもでも楽しめる親子向け番組「アリスのふしぎな星空めぐり」(10時30分~、無料)や、小学校高学年から大人までを対象に8月中は「流星群」をテーマにした科学指導員の解説付き星空紹介投影(15時30分~、大人=350円・子ども=120円)も行う。
「夏休み自由研究フェスタ」と有料のプラネタリウム番組については、受付や券売機の前で『楽しみにしていたのに参加できなかった』と肩を落とす親子連れが多く出ているという。館内で当日、「自由研究フェスタ」は10時~、プラネタリウム番組は開始2時間~2時間30分前に参加受け付けやチケット販売を行っているが、同館職員によれば「連日、受け付け・販売開始から1時間足らずで定員に達して締め切る状況が続いている。入館無料で開館時間中は出入り自由なので、まずは受け付け・販売開始時早めに来場して列に並ぶことを優先してほしい」と注意を促す。
開館時間は9時~17時。月曜休館。入館無料。9月2日まで。