板橋区役所1階イベントスペースで2月2日、板橋区スポーツ大使委嘱式が行われ、リオデジャネイロオリンピックの競泳日本代表の平井伯昌監督、萩野公介選手、内田美希選手が第5期大使に任命された。
3人が所属する東洋大学体育会水泳部は、板橋区清水町にある「東洋大学総合スポーツセンター」を練習拠点とするなど、板橋区との関係も深い。
数年前から練習拠点の近くである板橋区内に住まいを移したという平井監督は「板橋は他の区と比べてプールが多く、スポーツ施設が充実しているという印象。今後もうまく活用できたらありがたい」と話す。
区では現在、小豆沢体育館のプール棟を改修しており、新しいプールができることに萩野選手は「小豆沢は住宅の多いエリア。近くに住む家族などにもプールを積極的に利用してもらい、水泳に親しんでほしい」と話す。
世界を舞台に勝負を続けるアスリートとしての心掛けについて、内田選手は「昔は緊張で押しつぶされそうになることもあったが、プレッシャーを感じず、あまり気にしないようにしている」と話す。平井監督は「2020年は地元開催になるので、応援も今まで以上に強く届くはず。応援をプレッシャーや重圧に感じてしまうこともあるかもしれないが、それを力に変えていければ」と話した。
萩野選手は「水泳を始めたころは、自分がどこまでできるか分からなかったが、経験を重ねだんだんと結果を残せるようになったことで、オリンピックが見えてきた。今後も積み重ね続け、東京につなげたい」と意気込む。
選手たちは任命式の後、板橋区学校給食展に立ち寄り、給食メニューの試食や、会場の子どもに声を掛けるなど居合わせた人たちとの交流を楽しんだ。