東武東上線の上板橋駅構内の一部が3月27日から、「絵本のまち板橋」オリジナルデザインでラッピングされている。区立中央図書館の最寄り駅である上板橋を「絵本のまち」の中心地として盛り上げることを目的とし東武鉄道の協力で実現した。
ラッピングのデザインはオオノマユミさんによるもの。オオノさんは「ボローニャブックフェアinいたばし世界の絵本展」や区民祭りでの「絵本のまちひろば」などのデザインも手がけたことがある。今回、かわいらしい動物や区立美術館・中央図書館など絵本のまちになじみのある施設のイラストのデザインに仕上げた。ラッピング素材の提供と施工は、区内事業者で「いたばし人と未来を創る会社賞2023」を受賞した司産業(板橋区前野町2)が無償で協力した。
同駅を利用する親子連れは「中央図書館はよく利用しており、絵本のまち板橋の施策は知っていたが、今回のデザインには気づかなかった。上板橋駅には平和公園や教育科学館もあり、子育て環境は充実していると思っている。駅から図書館までは少し距離があるので、コミュニティーバスが運行してくれたら」と期待を込める。
上板橋駅の駅員は「今回のデザインラッピングは、子連れの母親や孫と一緒のおばあちゃんなど何件か問い合わせを頂いた。特にファミリー層から注目が集まっているのでは」と話す。
ラッピングは駅構内2階の4カ所で、期限は未定。