WEリーグ第13節が3月30日、味の素フィールド西が丘(北区西が丘)で行われ、ホームの日テレ・東京ヴェルディベレーザはマイナビ仙台レディースに3対0で快勝した。入場者数は811人。
日テレ・ベレーザは序盤から優勢に試合を進め、幾度となく相手ゴールを脅かすが、ゴールが遠い。均衡を破ったのは日テレ・ベレーザの木下桃香選手。前半42分、神谷千菜選手から受けたパスを、ハーフウェーライン付近からドリブルで持ち込んで自らシュート。相手DFに当たったボールは、そのままゴール右隅に吸い込まれた。
1点リードで折り返した後半15分、先制点を挙げた木下選手からパスを受けた鈴木陽(はるひ)選手が前に持ち出し、狙いすまして放ったシュートがゴールネットを揺らして2対0。鈴木選手にとっては、前節でのWEリーグ初得点に続き、2試合連続地元での得点となった。勢いに乗った日テレ・ベレーザは後半23分、ゴール前の混戦から鈴木選手がスライディングで残したボールを、途中出場の岩崎心南(ここな)選手が中に切り込んで左足を振り抜き、今季初得点をマークした。
その後も岩崎選手、途中出場の岩清水梓選手のシュートがクロスバーを弾くなど積極的にゴールを狙い、終わってみればシュート数でも、仙台の3本に対して18本と圧倒した。
松田岳夫監督は「交代して入った選手も含め、全員がゴールへの意識を高めたことによって得点を重ねられた。今回も全員で戦って得た勝利」と、3連勝を勝ち取った選手たちをねぎらった。
順位は変わらず4位の日テレ・ベレーザは、2週間の中断期間を経て、首位を走るINAC神戸レオネッサと4月14日、アウェーで対戦する。次のホームゲームは4月18日、ノジマステラ相模原との一戦。この日は、東京都の「スポーツ観戦事業」の一環で、都内在住・在勤・在学の小学生以上300人を無料招待する。17時キックオフ。