江戸後期から戦後までのひな人形が現在、板橋区立郷土資料館(板橋区赤塚5)内の恒例行事「ヒナマツリ」で展示されている。
古民家内で展示されているひな人形は、1段の平飾りから6段飾りのものまで計6組。学芸員の細樅(ほそもみ)雄貴さんは「これらのほとんどは区民から寄贈されたもの」と話す。
「展示では男びなが右側だが、大正時代までは左側だった。西洋文化の様式に合わせ、徐々に右側へと変わっていったと言われている。一方、関西では左側が男びなの伝統的な文化が残っている」とも。
開館時間は9時30分~17時(入場は16時30分まで)。入館無料。3月31日まで。