板橋区役所本庁舎1階と正面玄関で9月5日、岩手県大船渡市との連携協力協定締結10周年記念イベント「ばばば!大船渡」が始まった。
創業者が大船渡市出身というモスバーガーの創業50周年キッチンカーも
板橋区と大船渡市は東日本大震災における支援活動をきっかけに、連携協力協定を2012(平成24)年6月に締結。以降、災害時相互協力のほか、文化や産業交流を通じた両市区の発展を目指し、いたばし花火大会や板橋区民まつり、都市交流イベントなどを通じて交流を深めてきた。今回のイベント名にある「ばばば」は驚きを表す岩手県気仙地方の方言。
イベントを担当する区の職員は「協定10周年記念イベントを開くことで交流をさらに深め、相乗効果による両市区の魅力向上を図りたい。コロナ禍で停滞する経済活性化に向けて、大船渡市のほか、特別区長会と連携協力協定を締結する市長会・町村会など各自治体から魅力的な物産品を取りそろえた」と話す。
1階・イベントスクエア会場では大船渡市のほか、北海道・十勝清水町(5日~7日)、埼玉県ときがわ町・深谷市(8日・9日)が物産販売を行うほか、ときがわ町ブースでは、ヒノキを磨いて作るキーホルダーのワークショップ(8日11時~15時、参加費800円)を、手のひらサイズのヒノキ玉を作るワークショップ(9日11~15時、参加費500円)を開催。防災啓発コーナーでは、大船渡や三陸の海産物を使うかイメージした「防災レシピ特別編」リーフレットを無料配布。5日~7日は地域防災支援課による防災啓発パネル展示やAR災害体験も行う。
区役所1階のレストラン「カフェダイニングNAKAJUKU」では、イベント期間の限定メニューとして「さんまの干物定食」を数量限定で提供する。
本庁舎の正面玄関では5日~9日、今年で創業50周年を迎えたモスバーガー(創業地が板橋区成増)が、創業者が大船渡出身という縁にちなんでキッチンカーで50周年記念メニューを販売(11時~15時)。8日・9日は「とうふ工房わたなべ」(埼玉県ときがわ町)も移動販売車で豆腐やがんもどきなどの物産品を販売する。