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熱帯環境植物館で「バタフライガーデン」展 連休中は小・中学生入館無料

「板橋で見られる蝶 デジタル観察図鑑」より、(左上から時計回りに)ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、カラスアゲハ、モンシロチョウ

「板橋で見られる蝶 デジタル観察図鑑」より、(左上から時計回りに)ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、カラスアゲハ、モンシロチョウ

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 板橋区立熱帯環境植物館(板橋区高島平8、TEL 03-5920-1131)で4月26日、企画展「バタフライガーデン~蝶(ちょう)があつまる草花~」が始まった。

美しい昆虫画や蝶の標本作品を展示する「メーリアンの世界」

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 植物と密接な関係をもつ「チョウ」をテーマに、幼虫が食べる植物や、成虫が蜜を吸う花など、身近な自然環境における「植物と虫たちの関係」を紹介する同展。板橋区内を始め東京都で春から秋にかけて見られるチョウを紹介し、身近な食物連鎖としてチョウの食草・食樹になる植物や、チョウやハチが蜜を吸いに来る「蜜源植物」などを展示するほか、「板橋区の蝶を調査する会」と板橋区立エコポリスセンターが共同制作した「板橋区で見られる蝶 デジタル観察図鑑」を紹介。「花粉を運ぶ!ポリネーターの仲間たち」と題し、花粉を運ぶ生きもの(ポリネーター)について学べるスタンプラリー企画や、同館を運営する西武造園グループの環境教育プログラム「はち育」についてクイズを交えた紹介展示も行う。

 そのほか、「メーリアンの世界」として、17世紀に美しい昆虫画を多数残した博物学者マリア・ジビラ・メーリアンが描いた昆虫画やチョウの標本作品を紹介し、作品に描かれている植物も一部展示を行う。会場の一角に、チョウや花畑にちなんだフォトスポットも設置する。

 同館職員の菅野絵麻さんは「子どもから大人まで、身近な自然環境について学び、自宅で簡単にできる環境にやさしい庭づくりなどSDGsについて考えるきっかけにもなれば。ゴールデンウイーク期間中ならではのさまざまなイベントも用意しているので、家族で楽しんでほしい」と話す。

 大型連休期間中のイベントとして、4月29日は植物の種(先着500人)を、5月4日は花の苗(先着100人)を、5月8日はゴーヤーの苗を入館者に進呈する(10時~無くなり次第終了)。4月29日・30日は小学生以下を対象に、チョウの形をしたおもちゃ作りワークショップ「パタパタちょうちょづくり」(10時30分~12時、14時30分~16時、各回先着50人)を、5月3日は中学生以下を対象に紙と透明ポーチを使った「トワイライト探検おもちゃづくり」(13時~、15時~。各回先着10人)を行う。

 館内の飲食店「クレア」では5月7日、同展で飲食した来店者を対象にドライスターフルーツの試食会を行う(11時~16時30分)。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。入館料は、一般=260円、小中学生・65歳以上=130円、未就学児無料。4月29日~5月5日の大型連休期間中は、小中学生入館料無料。5月2日休館。5月8日まで。

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